• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

カルシウムチャネルの機能修飾と細胞膜への動員機構との関連

研究課題

研究課題/領域番号 14770015
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生理学一般
研究機関札幌医科大学

研究代表者

長島 雅人  札幌医科大学, 医学部, 講師 (20264525)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードL型カルシウムチャネル / 心筋細胞 / siRNA / イオンチャネル / 心筋 / カルシウム電流
研究概要

本年度はL型カルシウムチャネル関連分子であるJun activation domain binding protein(JAB)の機能解析を試みた。昨年行ったRT-PCR法による検討により、JABは、心筋以外の組織にも比較的発現が多く、ubiquitousな分子と考えられ、再構成系で使用するCos7細胞にも多く発現していることが明かになった。よって、Cos7細胞に発現している内因性のJABをsiRNAを用いてノックダウンして、カルシウム電流への作用の解析をしようとした。JABのN末のシークエンス情報をもとに、siRNAを2箇所で設定した。
まずコントロール実験として、siRNAでJABの発現が本当に抑制されているかを確認するため、siRNAの作成のために設定した、2箇所の配列の両方をはさむようにプライマーを設定し、Cos7細胞から抽出したmRNAに対してoligodTプライマーでRTを施行し、設定した2つのプライマーでPCRを施行した。その結果、コントロールのsiRNAをトランスフェクションした細胞では、PCRサイクル25回で遺伝子の増幅が認められたのに対して、JABを標的としたsiRNAを発現させた細胞では、2種類ともPCRサイクル35回施行しても遺伝子の増幅を認められなかった。これによりsiRNAにより、JABの発現が抑制されていることが明かになったので、これを利用してカルシウム電流への影響を解析したが、今研究期間中において明確な結果を得ることは出来なかった。今後、Myc tagで標識したJABを作成し、抗Myc抗体を用いて、免疫沈降法で再構成系の細胞のなかでJABとL型カルシウムチャネルのα1cサブユニットが実際に結合しているか確認する実験を行いたいと考えている。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Sumihiko SEKI: "Fetal and postnatal development of Ca^<2+> transients and Ca^<2+> sparks in rat cardiomyocytes."Cardiovasc Res.. 58(3). 535-548 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Takeshi KOBAYASHI: "Contribution of KChIP2 to the developmental increase in transient outward current of rat cardiomyocytes."J Mol Cell Cardiol.. 35(9). 1073-1082 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Yoichi Yamada: "A truncated splice variant of KCNQ1 cloned from rat heart"Biochem Biophys Res Comm. 294. 199-204 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Seki Sumihiko: "Fetal and postnatal development of Ca transients and Ca spark in rat cardiomyocytes"Cardiovasc Res. (in press). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi