研究課題/領域番号 |
14770022
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
野村 純 千葉大学, 教育学部, 助教授 (30252886)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | メカノトランスデューサー / 重力変動ストレス / リンパ球 / MAPキナーゼ / c-Jun / p38 / 細胞伸展培養 / 培養ヒト細胞 |
研究概要 |
培養ヒト細胞にメカニカルストレスをくわえることでMAPKのリン酸化が誘導されることが明らかになった。さらにこのメカニカルストレス負荷が細胞の表現系や機能にどのような変化をもたらすかについて解析を進めた。遺伝子発現の変化をRNAレベルで増殖因子および細胞外気質について網羅的に解析を行った結果、TGF-βレセプターの発現量がメカニカルストレス負荷により増加することが示された。TGF-βレセプターはTGF-βト結合することにより細胞の増殖を誘導する働きがあることより、このレセプター分子の発現量の増加は増殖因子に対する反応性の亢進を示唆すると考えられる。従って、重力変動ストレスに暴露されることでヒト細胞の増殖が促進される可能性が示唆された。 また、20日間にわたり疑似微小重力に暴露することでリンパ球表面上におけるリンパ球活性化マーカーCD69分子の発現量の減少を認め、一方、アポトーシス誘導性CD95の発現量の増加を認めた。この結果は、重力変動ストレスが存在しないとリンパ球の活性化レベルが低下し、さらにアポトーシスに感受性化することを示唆するものである。実際、加齢にともないCD69の発現量の低下とCD95の増加が認められており、これらの結果は、加齢変化により認められる変化に矛盾しない。したがって、重力変動ストレスが加齢にともなうリンパ球変化における、リンパ球機能維持に重要な役割を担っていることを示唆する結果であり、更なる解析が必要と考えられた。
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