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ヒト血管内皮細胞に及ぼす内分沁撹乱化学物質の影響〜培養ヒト血管内皮細胞を用いて〜

研究課題

研究課題/領域番号 14770099
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関新潟大学 (2003)
奈良女子大学 (2002)

研究代表者

藤澤 裕美  新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (00324963)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード環境ホルモン / ヒト成人由来血管内皮細胞 / ヒト胎児由来血管内皮細胞 / ノニルフェノール / 増殖促進能 / エストロゲン / ヒト胎児肺由来線維芽細胞 / ヒト線維芽細胞 / 血管内皮細胞 / 過酸化脂質量
研究概要

本研究では、昨年より、ヒト培養細胞を用いて、p-nonylphenol (NP)がヒト生殖器官以外の組織に及ぼす影響について調べてきた。昨年までの研究で、ヒト胎児肺由来培養線維芽細胞に対するNPの増殖促進能は、生体内濃度に近いと考えられる1nMの17-βエストラジオール(E2)を添加した上で、さらに10^<-3>〜10^<-6>nMのNPを添加した場台に、NPあるいはE2単独の場合に比べ、高くなる傾向にあった。一方、ヒト成人由来培養皮膚微小管血管内皮細胞[HMVEC(D)](クラボウ)ではそのような傾向はみられなかった。そこで本年度はへ胎児由来培養皮膚微小管血管内皮細胞[HMVEC(NB)](クラボウ)についてNPの影響を検討した。【方法】上記細胞NPを添加し、増殖促進能(細胞播種後、24時間以内にFGFを含まない培地に置換し、48時間後の増殖速度を落とした状態の細胞を使用)を調べた。対照として、E2、エタノール(溶媒)をそれぞれ添加した群を用いた。
【結果】胎児由来HMVEC(NB)でも、成人由来HMVEC(AD)と同様、NP単独、E2単独、E2存在下でのNP添加、いずれの場合にも、HMVEC(NB)の増殖促進能に変化は見られなかった。【結論】NPは成人あるいば胎児の皮膚微小管血管内皮細胞の増殖を撹乱する可能性は低い事が示唆された。しかしながら、胎児肺の線維芽細胞の増殖を撹乱し得る危険はあり、生殖器官以外の組織にも影響を及ばず可能性があると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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