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覚醒剤濫用者における毛髪中覚醒剤濃度と形態学的覚醒剤分布との相関

研究課題

研究課題/領域番号 14770207
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関福岡大学

研究代表者

柏木 正之  福岡大学, 医学部, 助手 (70301687)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード覚醒剤 / メタンフェタミン / 毛髪 / GC-MS / 免疫電顕法 / methamphetamine
研究概要

今年度も前年度と同様に、当教室でおこなった鑑定時に採取した毛髪について、ガスクロマトグラフィー・質量分析法(GC-MS)により毛髪中覚醒剤濃度測定を行い、高濃度のメタンフェタミンを含む毛髪3例を本研究における免疫電顕観察用試料に追加して、透過型電子顕微鏡を用いた観察に使用する超薄切片を作製し、免疫電顕法の試薬の諸条件を検討してきた。固定にはperiodate-lysine-paraformaldehyde (PLP)固定液を用い、Post-embedding法を用いていた。しかしながら本来の目的である、覚醒剤の分布の局在の発見として新しい知見を発表する段階に、本研究期間内に至ることができなかった。その原因の一つとしては、樹脂包埋ブロック作製時の加熱や有機溶剤使用による毛髪中メタンフェタミンの分解、流出等が考えられる。従って、これらの問題を解決するために、今後は通常のPost-embedding法によるエポン樹脂包埋ブロックからの超薄切片による抗原抗体反応ではなく、凍結切片を用いた方法を行うべく、実験の諸条件を検討していく予定である。すなわち、凍結ウルトラミクロトームを用いて、凍結組織片から直接超薄切片を作製し、グリッド上で抗原抗体反応を行う方法をとりたいと考えている。また、覚醒剤に対する抗体は、今回実験に用いたメタンフェタミン抗体を含め、購入できるものの種類が限られていて、本研究におけるその感度等についても、今後検討の余地があるものと考えられる。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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