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慢性関節リウマチにおける骨破壊の進行と重症化遺伝子、骨代謝関連遺伝子との検討

研究課題

研究課題/領域番号 14770214
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

古谷 武文  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (30256549)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
キーワード関節リウマチ / 疾患感受性遺伝子 / 重症化遺伝子 / 遺伝子多型 / RANK / OPG / SNP
研究概要

【目的】関節リウマチ(RA)の遺伝要因において、HLA領域以外の疾患関連遺伝子の存在が注目される。遺伝子解析の多くは、疾患感受性遺伝子の解明を目的として連鎖解析や関連研究などが行われてきた。今後RAのテーラーメイド医療においては、疾患重症化遺伝子が重要と思われる。Receptor activator of nuclear factor κB (RANK), RANK Ligand (RANKL), Osteoprotegerin (OPG), Interleukin 17 (IL-17)は、RAにおける関節破壊の進行との関与が認められている。RANK遺伝子領域(18q21)は、RA発症および重症化とOPG遺伝子領域の8q24は、BMD (Bone Mineral Density)と有意な連鎖が報告されている。RANK/RANKL/OPG/IL-17遺伝子多型が、RAにおける関節破壊の進行に関連すると仮定し検討した。【対象】2年聞のX線像上での進行度をDamage Score (0-49)として判定した当センター通院中のRA患者72例(女59例,男13例)を対象とした。【方法】患者DNAを用い、JSNP (http://snp.ims.u-tokyo.ac.jp)にて公開されている4遺伝子13箇所の遺伝子多型部位(RANK 3ヵ所,RANKL 5ヵ所,OPG 2ヵ所,IL-17 3ヵ所)を、ダイレクトシークエンス法で決定した。遺伝子多型結果とDamage Scoreとの関連性を統計的に解析した。【結果】Damage Scoreと有意な関連(P<0.05)を示す遺伝子型部位は認められなかった。IL-17遺伝子多型部位においてA/A患者が、A/T患者、T/T患者よりもDamage Scoreが高い傾向があった(P=0.1)。【結論】RANK,RANKL,OPG,IL-17遺伝子多型とRAにおける関節破壊の進行との関連を初めて検討した。IL-17遺伝子多型が関節破壊の進行と関連する可能性が示唆され、今後、他のIL-17遺伝子多型部位の検討、多数症例での解析、疾患感受性との検討が有用と考えられた。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 古谷武文: "RAにおける関節破壊の進行とRANK/RANKL/OPG/IL-17遺伝子多型との検討"Osteoprosis Japan. 12・2. 172 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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