研究課題/領域番号 |
14770220
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
|
研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
松永 和子 久留米大学, 医学部, 助手 (60333233)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
|
キーワード | IL-18 / 間質性肺炎 / トランスジェニックマウス / サイトカイン / アトピー性皮膚炎 |
研究概要 |
特発性間質性肺炎は予後が悪い肺疾患で、活性酸素、TGF-β等のサイトカイン・ケモカインなど多くのメディエーターが発症に関与していると考えられている。また肺線維化の病因が肺リモデリングの異常と考えられているが未だ原因不明である。一般に特発性間質性肺炎を含む間質性肺炎にステロイドが治療に使われるがNSIP以外ほとんど効果が無く現在まで有効な治療法は確立されていない。 IL-18はIL-2との連日投与は致死性の肺障害を誘導する 我々はIL-18をIL-2とともにマウスに連日投与するとすべての投与マウスに肺のみにリンパ球浸潤が急激に起こり肺線維化を伴う肺障害が誘導され効率に死亡する事を見出した。これらの結果はヒト特発性間質性肺炎発症においてIL-18が重要な役割を果たすと考えられる。そこでIL-18,IL-18 receptorα鎖に対するモノクロナール抗体を当教室で作成し特発性間質性肺炎の患者の肺生検組織で免疫組織染色を行った。患者病変部には正常肺より著明にIL-18,IL-18 receptorα鎖の発現していた。 Dr.Jeff Whitsettから供与された肺(SP-C Cre)特異的発現Creマウスを用いて Loxp/Cre Tet-ON systemで肺特異的発現IL-18transgenic(TG)マウス(SP-C/IL-18TG)を樹立した。成熟マウスに肺特異的にIL-18を発現させると特発性間質性肺炎の初期像に似た間質性肺炎が誘導された(未発表)。現在、子細にこの肺特異的発現IL-18transgenic(TG)マウスを解析中である。
|