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PPARαノックアウトマウスを用いたアルコール性肝障害における脂質過酸化の病態

研究課題

研究課題/領域番号 14770243
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関東海大学

研究代表者

長田 成彦  東海大学, 医学部, 助手 (60307254)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードアルコール性肝障害 / 脂質過酸化 / PPARαノックアウトマウス
研究概要

【目的】アルコール性脂肪肝と過栄養性脂肪肝とは、最終的な病理所見は同じであるものの、その発生には違いがあると考えられ、脂質の過酸化も異なっているのではないかと推測される。ユビキノンは、強力な抗酸化物質であり、アルコール性脂肪肝発生を抑制するとの報告もある。今回我々は、血中のコレステロールエステルヒドロペルオキシド(CE-OOH)に着目し、キノン投与前後の、アルコール性脂肪肝患者および過栄養性脂肪肝患者の血清から、化学発光検出-高速液体クロマトグラフィー(CL-HPLC)法を用いて、ユビキノールとCEおよびCE-を測定し、その差異について検討した。
【方法】過栄養性脂肪肝、およびアルコール性脂肪肝で通院している患者を対象とした。過栄養性脂肪肝患者10名(62±15才)、アルコール性脂肪肝6名(58±7才)である。脂肪肝の診断は、肝臓の腹部超音波検査像によった。ユビキノンは1日30mg内服投与した。採血は、朝、内服後行った。血中のユビキノールおよびユビキノン、CEおよびCE-OOHを測定した。ユビキノール、ユビキノンの測定は、yamashitaらの方法によった。CEおよびCE-OOHの測定はミクロペルオキシダーゼとイソルミノールを用いた方法によった。
【結果】ユビキノン投与後の血中ユビキノンとユビキノールを合計したTotal Q-10は、ユビキノン投与前に比較して、過栄養性脂肪肝の1例を除き、全例で上昇した。ユビキノン投与後の%CE20:4-OOH値は、過栄養性脂肪肝、アルコール性脂肪肝で共に不変で、前後の統計学的な有意差は認めなかった。
【結語】ユビキノンと脂質過酸化物の測定は、脂肪肝の病態を反映する指標の一つになると考えられた。更に、症例を増やして検討したい。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (2件)

  • [雑誌論文] アルコール性および過栄養性脂肪肝の脂質過酸化におけるユビキノンの効果2004

    • 著者名/発表者名
      長田成彦, 渡辺勲史, 峯徹哉, 白石光一, 松崎松平, 塚本秀雄
    • 雑誌名

      アルコールと医学生物学 24巻

      ページ: 137-140

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 長田成彦, 塚本秀雄, 松崎松平: "ユビキノンを投与したアルコール肝障害の脂質過酸化の検討"アルコールと医学生物学. 巻22. 68-70 (2002)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 長田成彦, 塚本秀雄, 松崎松平: "ユビキノンを投与したアルコール肝障害の脂質過酸化の検討"アルコールと医学生物学. 22巻. 68-70 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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