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筋萎縮性側索硬化症モデルマウスの作成とその組織化学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 14770289
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 神経内科学
研究機関鳥取大学

研究代表者

中野 俊也  鳥取大学, 医学部, 講師 (00294322)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード筋萎縮性側索硬化症 / SOD1遺伝子 / 2塩基欠失 / SOD1 / トランスジェニックマウス / FLAGタグ / 免疫組織化学 / 硝子様封入体 / 家族性 / FLAG
研究概要

Y.Groner博士(イスラエル)より供与されたヒト野生型SOD1ゲノムの全長を含むプラスミド(p-GSOD-Svneo)をもとに,site-directed oligonucleotide mutagensisにてexon5に2塩基欠失を導入した変異型SOD1ゲノムを含むプラスミド(pUC-SOD-Del)を得た.同様の方法により,野生型および変異型SOD1蛋白のC末端にFLAGタグ(DYKDDDDK)を付加したプラスミド(pUC-SOD-WT-FLAGおよびpUC-SOD-Del-FLAG)を作成した.それぞれのプラスミドをマウスゲノムに導入して4種類のトランスジェニックマウスを作成した(組み込みは日本SLC株式会社に委託).トランスジェニックマウスは,ヒト野生型SOD1導入マウス(W)13ライン,変異SOD1導入マウス(D)2ライン,FLAG付加野生型SOD1導入マウス(WF)5ラインおよびFLAG付加変異型SOD1導入マウス(DF)8ラインを得た.以上のラインを継代・評価した結果,DFマウスの2ラインで筋萎縮性側索硬化症(ALS)様のフェノタイプの出現を認めた.ALS様の運動障害を呈さなかったDマウスの2ラインにおいては,現在ホモ接合体マウスを作成中である.ALS様症状を呈したDFマウスにおいては,脊髄前角細胞の脱落とグリオーシスを認め,病理学的にも本マウスの呈した運動障害が前角細胞の変性・脱落によることが示された.また本マウスでは残存前角細胞体内に,ヒトFALSでみられるLewy body-like hyaline inclusion(LBHI)に類似した硝子様封入体が認められ,この封入体には変異型SOD1が構成成分として含まれていることを免疫組織化学的に証明した.

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Toshiya Nakano, et al.: "Expression of ubiquitin-binding protein p62 in ubiquitin-immunoreactive intraneuronal inclusions in amyotrophic lateral sclerosis with dementia."Acta Neuropathologica. Vol.107,No.4. 359-364 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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