研究課題/領域番号 |
14770412
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
森本 謙一 広島大学, 病院, 助手 (80335679)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | IgE / 角化細胞 / B細胞 |
研究概要 |
1.B細胞の細胞内カルシウム濃度測定系の確率 B細胞は血球由来の浮遊細胞であるため、サンプル添加の際の液流により容易に移動してしまう。ガラス板へのB細胞の固定方法を検討し、細胞内カルシウム濃度を測定する系を確立しようと試みたが、B細胞に刺激を加えることなくガラス板へ接着することが難しく、測定系を確立するに至らなかった。 2.IgE産生増強因子の同定 角化細胞抽出物に含まれるIgE産生増強因子の同定を目標に、まず目的とする因子がタンパクか否かを検討した。固相化したタンパク分解酵素、および固相化したDNA分解酵素を用いて角化細胞抽出物を処理し、得られた産物を用いてin vitroのIgE産生系にて検討したところ、タンパク分解酵素処理した角化細胞抽出物にてIgE産生が著明に抑制された。しかしネガティブコントロールでも同様の結果となったため、目的とする因子がタンパクか否かを判断するまでに至らなかった。 3.IgE産生増強因子が各種サイトカイン産生に及ぼす効果についての検討 In vitroのIgE産生系を用いて、角化細胞抽出物が各種サイトカイン産生に及ぼす影響について、ELISAおよびRT-PCRにより検討したところ、IL-10,TGF-betaを含む複数のサイトカイン産生に影響していることが、タンパクレベルおよびmRNAレベルで明らかとなった。 過去3年間の研究結果をまとめ、論文を作成し、国際科学雑誌に投稿した。
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