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表皮におけるセラミド合成に対するTh1、Th2サイトカインの影響

研究課題

研究課題/領域番号 14770418
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関大分大学(医学部)

研究代表者

波多野 豊  大分大学, 医学部, 助手 (80336263)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード表皮 / Ceramidase / sphingomyelinase / glucocerebrosidase / セラミド / Th1サイトカイン / Th2サイトカイン / ceramidase / sphingomyelinas / IFN-γ / IL-4 / TNF-α
研究概要

<実験結果>
(1)TNF-αの存在下でTh1サイトカインであるIFN-γは、健常者の皮膚を用いた、培養ヒト表皮角化細胞(NHEK)及びヒト表皮シート(NHESheet)における、セラミド分解系の酵素であるceramidaseのmRNA発現を抑制し、セラミド合成系の酵素であるsphingomyelinase及びglucocerebrosidaseの発現を増強した。
(2)TNF-αの存在下でのIFN-γによる、NHESheetにおけるsphingomyelinase及びglucocerebrosidaseの発現増強作用は、Th2サイトカインであるIL-4の添加により抑制された。
(3)TNF-αの存在下でIFN-γは、NHESheetにおけるセラミドの合成を促進したが、IL-4は、この合成促進作用を抑制した。この結果は、ヒト3次元皮膚培養モデルとして用いた市販のTESTSKIN LSE-highを用いた系においても再現された。
<結論>
Th2サイトカインの存在は、表皮におけるセラミド合成に対し抑制的に作用する。表皮の角層細胞間に存在するセラミドは、皮膚バリア機能の構築において重要な因子であることから、以上の結果は、Th2サイトカインの存在が、皮膚バリア機能の構築ないし修復において不利な要素となり得る可能性を示唆している。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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