• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

アレルギー性接触皮膚炎での効果細胞,調節細胞の選択的,時間差的皮膚浸潤機序の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14770420
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

秋葉 均  福島県立医大, 医学部, 助手 (50325958)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードアレルギー / 接触皮膚炎 / ハプテン / マウス / DNFB / T細胞 / ケモカイン / サイトカイン
研究概要

ハプテン2,4-dinitrofluorobenzene(DNFB)対するアレルギー性接触皮膚炎(ACD)のモデルマウスを用いて、ACDでの効果細胞であるCD8+T細胞の早期皮膚浸潤と,それに遅れて浸潤する調節細胞であるCD4+T細胞の、選択的,時間差的皮膚浸潤機序について検討してきた。平成14年度はACD部位で発現するサイトカイン,ケモカインについて、経時的変化,また重要となるものの同定を主に行った。BALB/Cマウスを用いて、0.5%DNFBで腹部を感作し、5日後に耳介に0.2%DNFBでchallengeを行い、その24時間後にマウスの耳介を標本として回収した。マウスの耳介よりtotal RNAを抽出し、cDNAマイクロアレイ(GEArray KIT)を用いて炎症性サイトカイン,ケモカインのmRNAの発現を評価した。その結果、ケモカインとして活性化,エフェクターT細胞の反応に重要であるCXCL-9(MIG),CXCL-10(IP-10)や、マクロファージ誘導に関わるCCL-8(MCP-2),Th1細胞に発現されるCCR5(RANTES, CCL5のレセプター),サイトカインとしては炎症調節性に作用するIL-11,13、proinflammatoryサイトカインであるIL-17BのmRNAの発現が正常皮膚に比して増加していた。2回の実験で同様の結果を得た。現在行っている実験として、1)これらのサイトカイン,ケモカインの経時的変化の評価,2)ACD病変部での蛋自レベルでの発現細胞の同定,これらと平行して接着分子の発現パターンについてもcDNAマイクロアレイを用いて評価している。平成15年度はin vivoでこれらの分子の抑制マウス(抗体投与,ノックアウトマウス)でACDに対する各ケモカイン,サイトカインの役割を検証する予定である。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi