研究課題/領域番号 |
14770444
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
山本 正二 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (40302567)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 核磁気共鳴装置 / 腫瘍 / 弾性 / 定周波 / 磁気共鳴画像 / 低周波 |
研究概要 |
腫瘍に対する画像診断装置は著しく進歩し、CT、MRIなどにより腫瘍の局在診断は飛躍的に向上してきた。しかし、従来の画像診断は物質の密度や分子構成の違いを画像として描出するもので、臨床医が触知して認識する腫瘍や周囲組織との硬度差は描出できない。最近、この硬度を画像化するものとして、超音波装置で圧迫を行い、ひずみの差を利用した硬度画像が注目されている。我々も低周波発生装置を併用したパワードプラー装置により、腫瘍硬度の画像化の基礎的実験に成功した。しかし、画像としての診断的価値は、磁気共鳴画像の方が優れているため、磁気共鳴装置を用いて腫瘍硬度の画像化の研究を開始した。この領域では、100Hz-1kHzの振動を加えたelastography(硬度画像)の開発が行われているが、動物実験の段階であり体内に振動装置を埋め込むなどの侵襲的な手技が必要となっている。本研究では体外から低周波を加えて振動を起こす手法の開発を行った。第1に体外より100Hz-1kHzの振動を加えた。この低周波により振動を起こす臓器・組織は、硬度の違いにより微妙に異なる動きを、磁気共鳴画像として描出することを試みた。しかし、超音波診断法と異なり、微妙な動きを磁気共鳴装置で検出することは困難であった。低周波振動装置よりの振動周波数や強度を用変え、ファントーム、豚肝臓における至適条件について検討した。その結果、表在部位の組織のみからは、超音波診断法と同様に適切な振動を与えることが出来たが、深部組織からは信号を捕らえることは出来なかった。今後は振動の与え方に異なる発想を導入して、再度本課題に取り組み、研究成果の実用化を目指す予定である。
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