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核内プロテインキナーゼPKUは放射線感受性に関与する新しい因子か?

研究課題

研究課題/領域番号 14770483
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関金沢医科大学

研究代表者

濱田 富美男  金沢医大, 医学部, 助手 (80240779)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードPKU / IRIF / X線照射 / 抗PKU抗体
研究概要

1)HeLaまたはMCF7細胞にX線を照射し、抗PKU抗体を用いて染色すると、IRIFを形成する。しかし、HAタグ付のPKU遺伝子を上記細胞に導入しても、導入された遺伝子由来のPKUは、IRIFを形成しなかった。そこで、PKUにはいくつかのisoformがあるのではないかと考えて、MCF7細胞からの細胞抽出液を用いて免疫沈降を行ったところ、3本のバンドが認められた。そのうちの、移動度の大きい二つのバンドは、PKUのopen reading frameの2番目のATGから翻訳されている分子であると推定された。しかしながら、最も移動度の小さいバンドの蛋白をコードする遺伝子は、まだ明らかではなく、それがIRIFを形成するPKU分子であると考えて、現在検索をすすめている。
2)PKUのリン酸化活性のない変異体を作成し、HeLa細胞に導入し、X線照射を行ったところ、endogenous PKUはIRIFを形成した。したがって、この変異体は、endogenous PKUのIRIF形成に関しては、dominant negativeには働かないことが明らかになった。また、核移行シグナルを核排出シグナルに換えかつリン酸化活性もない変異体を作成し、HeLa細胞に導入し、抗PKU抗体で染色したところ、核内の染色は弱まったが、完全になくなることはなかった。この変異体の導入によりIRIFの形成の認められない細胞もあったが、遺伝子導入の効率が低く、変異体による影響とは断定できなかった。そこで、HeLaおよびMCF7細胞を用いて,テトラサイクリンの有無により上記の変異体PKU遺伝子の発現をコントロールできる安定細胞株の作成を試みたが、安定細胞株をうることはできなかった。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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