研究課題/領域番号 |
14770554
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
海野 鉄男 自治医科大学, 医学部, 助手 (00275679)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | apoptosis / arginine vasopressin / nitric oxide / cultured rat mesangial cells / c-kinase |
研究概要 |
ラット培養メサンギウム細胞(MC)に部いて、アルギニン・バソプレシン(AVP)のサイトカイン誘導による一酸化窒素(nitric oxide : NO)産生への影響および、サイトカイン誘導アポトーシスへの影響を検討した。MCを培養し、lipopolysaccharide (LPS)とinterleukin-1β (IL-1β)を培養液中に添加すると、inducible-NO synthase (i-NOS)誘導による24時間後のNO産生増加が確認され、アポトーシスも増加した。これに対し、AVPの同時添加は濃度依存性にNO産生を抑制し、アポトーシスの増加も抑制された。更に、AVPのV1レセプター阻害剤をAVPと同時添加するとNO産生抑制効果とアポトーシス発現抑制効果は解除された。一方、オキシトシン・レセプター阻害剤の同時添加ではAVPのNO産生抑制効果とアポトーシス発現抑制効果は解除されなかった。これらよりAVPの作用は、V1-レセプターを介して抑制すると考えられた。また、LPSとIL-1β、AVPを同時に添加し、更に、C-キナーゼ系阻害薬のcalphostin Cやstaurosprineを添加するとAVPのNO産生抑制効果は解除され、アポトーシス発現抑制効果も解除された。AVPのNO産生抑制に関する細胞内情報伝達系に関して、C-キナーゼ系の関与が示唆された。これらよりMCにおいてAVPは、IL-1βおよびLPS刺激によるアポトーシス誘導をNO産生抑制を介して間接的に抑制すると考えられ、その機序の一つとしてC-キナーゼ系の関与が考えられた。
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