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腎発生に関する新規分化関連遺伝子の検索

研究課題

研究課題/領域番号 14770559
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 腎臓内科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

荒木 崇志  慶應大, 医学部, 助手 (80317106)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードPKC / 器官培養 / 尿管芽 / 細胞増殖
研究概要

研究代表者らは、胎児腎臓の器官培養の系においてPKCの活性化剤、阻害剤の添加により、尿管芽の分岐および進展が活性化剤で促進し、阻害剤で抑制される現象に着目し、それぞれの群からRNAを抽出し、differential display法を用いて発現の差が認められる遺伝子のクローニングに成功し、MTF(metanephros derived tubulogenic factor)と命名した。ノーザンブロット法により、MTFは成体マウスにおいて、心臓、脳、精巣、そして腎臓に発現が多いことが確認され、またRT-PCR法による検討で、腎臓の発生段階をおった発現量の変化を確認したところ、胎児腎において発現が多いことが確認された。recombinant proteinを作成し、器官培養の培地に添加することにより尿管芽の分岐および進展が促進することが確認され、一方アンチセンスオリゴヌクレオチドを作成して器官培養の培地に添加することにより尿管芽の分岐および進展が抑制されることを確認した。尿管芽分岐、進展作用を示すとともに、recombinant protein添加群では培養後腎の大きさが大きいことが確認されたため、MTFの効果が抗細胞死作用を示す、または細胞増殖を促進することにより引き起こされる可能性を考え、TUNEL法による細胞死の検討、およびthymidineの取り込みの測定による細胞増殖の検討を行ったところ、細胞死の抑制効果は認められなかったが、細胞増殖を促進する効果が認められた。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T Araki, M Hayasi, K Nakanishi, N Morishima, T Saruta: "Caspase 9 takes part in programmed cell death in developing mammalian kidney"Nephron Experimental Nephrology. (In Press).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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