研究課題/領域番号 |
14770565
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
藤澤 正寿 久留米大学, 医学部, 助手 (70279173)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | HGF / 血液透析 / サイトカイン / 動脈硬化 / C型肝炎 / 透析膜 / エンドトキシン / 動脈効果 / エンドキシン |
研究概要 |
血液透析患者ではサイトカインと透析患者の合併症の発生には密援な関係がある。なかでもHGFは組織障害が起きた際に血液中に分泌され、肝障害、動脈硬化、悪性腫瘍などに対して抑制的に働きうることが考えられており、このHGFの血中濃度は血液透析中にも著明に上昇することが最近報告された。また、血液透析患者ではHGFの増加のため慢性C型肝炎が増悪しにくいことも示唆されている。透析中の非生理的なHGFの上昇は、血液透析における動脈硬化、悪性腫瘍などの合併症においても大きな役割をもっている可能性がある。当該研究では、血液透析患者におけるHGFの発現調節を明確にするとともに、その発見調節のコントロールを可能にすることを目的とした。 透析患者における至適透析度の指標として、透析患者の血清でのHGF濃度を固相酵素結合免疫測定法(ELIZA)を用いて測定した。 血液透析患者におけるHGF発現調節因子の検討 (1)体外循環、透析膜とHGF発現に関する検討 外来透析患者50名を対象とし、透析開始前、HGFが著名に上昇するとされている開始後15分後に血中HGFを測定し、同じ対象で透析液を流さず血液回路、ダイアライザーへ血液を循環させる擬似透析で血中HGF変化することを検討したが、擬似透析でも血液透析と同様にHGFが増加した。 (2)透析諸因子とHGF発現に関する検討 血液透析による浸透圧の変化や除水による循環動態の変化がHGFに影響を及ぼすか検討するため、除水を行わない透析のみ、また透析を行わない除水のみで、HGFの変化を調べる。また、透析中に含まれるエンドトキシンがHGFの発現に関係している可能性がありエンドトキシンカットフィルターを用いて透析中のエンドトキシンを除去しHGFの発現が変化するかどうか検討したが、エンドトキシンのHGFへの影響は認められなかった。
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