研究概要 |
Her2過剰発現乳癌細胞株SKBr3を使用し、Herceptinによるtelomelase activityへの影響を検討した。1×105個細胞を濃度10,20nMのHerceptinでそれぞれ24,48,76時間培養した。 それぞれのtelomerase assayをTRAPEZETelomerase Detection kitにて試行した。 Herceptin単独ではtelomelase activityに変化を認めなかった。 次に、同細胞をdoxorubicin, paclitaxel,5-fliorouracil, methotrexateをそれぞれIC50濃度にて24,48,76時間培養した。telomelase activityはやや減少する傾向を認めた。 1×105個細胞を濃度20nMのHerceptinでそれぞれ24時間培養後、doxorubicin, paclitaxel,5-fliorouracil, methotrexateをそれぞれIC50濃度、10倍、100倍濃度で添加した。 その後24,48,76時間培養し、それぞれFACSにてcell cyucleの解析とRT-PCRおよび、western-blottingにてc-myc、cyclinD1の発現を検討し,telomelase activityを測定した。c-myc、cyclinD1の発現はS期、G2/Mの直前に減少する傾向を認めたが、telomelase activityにはHerceptinを使用したことによる有意な変化を認めなかった。
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