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短腸症候群の病態ならびに術後敗血症の機序解明・治療を目的とした基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14770647
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

江副 英理  札幌医科大学, 医学部, 助手 (70336387)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード短腸症侯群 / 敗血症 / エンドトキシン / バクテリアルトランスロケーション / 短腸症候群 / 血中乳酸値 / tight junction / グルタミン
研究概要

豚を用いた手術により短腸症侯群モデルを作成(札幌医科大学動物実験施設を利用)
小腸切除量の設定を行った(少量・中程度・大量)。
安定した系を得るため術後体重を計測し、各群において安定した状態を得ることができた。
更に体重減少を認める系として小腸大量切除を行い、約1ヶ月生存を得る切除量を確認した。生存する腸管切除量にそい手術を行った後、大腸の間置を行い、その後の体重の変化を検討した。
人におけるTreitz靭帯より約30cmを残存し、回盲弁に相当する部位より約10cmを残存すると、約一月まで生存し、その後急速に体重減少し死亡することが判明した。小腸切除術一月後3頭に大腸間置術を施行したところ、1頭は術後早期に腸管壊死を来たし死亡した。1頭は術後体重増加を示し長期生存を得た。もう1頭は再手術後1ヶ月より体重減少を来たしたためsacrifyしたところ皮下膿瘍が多発していた。
短腸症候群豚の感染源が残存腸管由来かどうかを確認するため、門脈内にカテーテルを留置し経時的に採血を行ったが、少数例の検討であったため、一定の傾向を認めることはできなかった。
小児短腸症候群において大腸間置術を行い、長期生存例を得たとの報告は散見するが、今回豚においても大腸を間置することにより体重減少を防止することが可能であったのみならず、長期生存する豚も現れた。現段階では大腸間置により腸管内容がうっ滞し、小腸粘膜と内容物の接触時間が延長することで吸収能を改善していると考えている。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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