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運動能の制御による悪性腫瘍の基底膜浸潤・転移の抑制法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14770735
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関九州大学

研究代表者

播广谷 勝三  九州大学, 大学病院, 助手 (40335972)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード骨肉種 / 浸潤 / 転移 / 運動 / 腫瘍壊死因子 / 骨肉腫 / Ewing肉腫 / 腫瘍壊死因子(TNFα)
研究概要

われわれは、これまでにマトリゲルを用いたin vitro invasion assay等を用いて基底膜浸潤における分子機構を明らかにしてきた。従来の研究成果を発展させ、腫瘍細胞の運動能の解析のもと、運動に関与する遺伝子発現の制御による浸潤・転移抑制法の実用化の道を探ることを目的とした。まず、腫瘍壊死因子(TNFα)により7種類のヒト骨肉腫細胞株において基底膜浸潤能が亢進することが確認された。さらに、基底膜浸潤に重要な3つの段階である接着、基質分解、運動におけるTNFαの影響を検討したところ、すべての段階が種々の程度に促進されることが確認された。また、これら3つの段階の中で細胞の運動が基底膜浸潤に最も相関していることが示唆された。われわれはTNFαによって亢進する運動能において転写因子であるNFκBを介した分子機構の関与を認めることを報告した。そこで、骨肉腫細胞においてTNFαにより発現が亢進し、かつその発現にNFκBの活性化が関与する遺伝子の同定を試みたところ、そのひとつとしてcyclooxygenase(COX-2)の関与が示唆された。COX-2の下流にある分子のひとつであるプロスタグランディンE2もこれらの骨肉腫細胞においてTNFαにより亢進する運動能、基底膜浸潤能に関与する可能性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Katsumi Harimaya: "Primitive neuroectodermal tumor and extraskeletal Ewing sarcoma arising primarily around the spinal column : report of four cases and a review of the literature."Spine. 28・19. E408-E412 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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