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アナンダマイドと静脈麻酔薬との関係に注目した敗血症性ショックの治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14770763
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関金沢大学

研究代表者

谷口 巧  金沢大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30301196)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード敗血病 / アナンダマイド / サイトカイン / 静脈麻酔薬 / ショック / 敗血症
研究概要

<背景と目的>前年度、血中アナンダマイドの測定を高速液体クロマトグラフィーで行い定量化できずに終了した。今年度Gas chromatograph/Mass spectrometerにより血中アナンダマイドを測定し、ラットを用いたエンドトキシンショックに対する各種静脈麻酔薬におよぼす影響を検討した。<方法>Wister系ラットを用いペントバルビタールを腹腔内投与することにより麻酔した後に、気管切開、動静脈路を確保し、15分程安定させた。その後、エンドトキシンを静脈内投与してショツクモデルを作成し、経時的に循環動態、呼吸状態を観察した。さらに、サイトカインおよびアナンダマイドを測定のために採血を行い、アナンダマイドはGas chromatograph/Mass spectrometerにより測定を試みた。静脈麻酔薬としては、ケタミンとプロポフォールを用いエンドトキシン投与と同時に各麻酔薬を投与し、その影響を検討した。評価としては、循環動態の変動と血中アナンダマイドの変動との関係を検討した。<結果と考察>エンドトキシン静注後、ラットは5時間以内にショック状態に陥った。その時のサイトカインはTNF-alphaは2時間目をピークに上昇し、IL-6は上昇し続けた。Gas chromatograph/Mass spectrometerによりアナンダマイドはエンドトキシン投与後5時間で489±258ng/mlまで上昇することが判明したが、ばらつきが大きく、静脈麻酔薬(ケタミン、プロポフォールとも)による影響を評価することは困難であった。今回、アナンダマイドの定量測定は可能であり、エンドトキシン投与後血中アナンダマイドは上昇することが判明したが、ばらつきが大きくエンドトキシン血症時の静脈麻酔薬の効果を判定するにはさらなる検討が必要と思われた。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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