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脊髄および脊髄上部におけるオピオイドK受容体の疼痛制御とNSAIDsの相互作用

研究課題

研究課題/領域番号 14770765
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関岐阜大学

研究代表者

柳舘 富美  岐阜大学, 医学部附属病院, 助手 (60313889)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードオキシコドン / K受容体 / NSAIDs / 硬膜外腔
研究概要

オキシコドンの脊髄クモ膜下腔投与は、投与量に依存して鎮痛効果を起こすが、脳幹毛様体への投与では鎮痛作用を観察しなかった。この知見をふまえて、PC12培養細胞において、オキシコドン単独やオキシコドンにNSAIDsを併用して、MAPK(mitogen-activated protein kinase)のERK活性を観察している。
これと平行して、硬膜外腔に投与したモルヒネとオキシコドンで術後鎮痛と副作用を、下腹部手術を受ける患者に対し比較検討した。モルヒネと同量のオキシコドン投与では、術後鎮痛がモルヒネに及ばなかったが、悪心、嘔吐、掻痒感等の副作用の頻度は少なかった。また、モルヒネの2倍量のオキシコドン投与では、鎮痛効果はモルヒネと同等で、副作用は少ない結果であった。患者の満足度は、差はなかった。また、モルヒネと同量投与のオキシコドン単独ではモルヒネの鎮痛効果に及ばなかったが、オキシコドンにNSAIDsであるフルルビプロフェンを併用すると、鎮痛効果はモルヒネと同等になり、副作用はモルヒネ郡と比較して少ない結果であった。これらの結果は、2003年10月11-15日にサンフランシスコで行われた、アメリカ麻酔学会で発表した。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 飯田宏樹, 柳舘富美: "新しい鎮痛薬"ペインクリニック. 23. 1658-1666 (2002)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 柳舘富美, 土肥修司: "痛み臨床における鎮痛薬・オピオイドの選択"メディカルパブリケーションズ. 262 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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