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メラトニンの急性痛・慢性痛に対する鎮痛作用の検討

研究課題

研究課題/領域番号 14770778
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関長崎大学

研究代表者

三好 宏  長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (90332858)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードmelatonin / acute pain / isoflurane / neauropathic pain / rat / mouse / 吸入麻酔薬 / メラトニン / 鎮痛 / MAC
研究概要

ラットを用い、吸入麻酔薬に対する影響をしらべるために、吸入麻酔薬(イソフルレン)を用い麻酔をかけたラットに、メラトニンを20mg/kg・100mg/kg腹腔内投与し、20分後よりテイルクランプ試験を行い、吸入麻酔薬の肺胞内最小麻酔薬濃度(MAC)を調べた。メラトニンは20mg/kgでは、吸入麻酔薬のMACに影響を与えないが、100mg/kgでは、MACを優位に低下させた。急性痛に対しての鎮痛作用が認められ、吸入麻酔薬の使用量を減少させる可能性が示された。しかし投与量が、臨床使用に用いるには高用量すぎるであろう。
マウスを用い、seltzerのニューロパシックペインモデル(坐骨神経を切開剥離し8-0絹糸を用いて、半周結紮を行い)(坐骨神経部分結紮モデル)を作成した。
(1)ニューロパシックペインへの影響を調べるために、モデル作成後10日目に、メラトニンを低用量(5mg/kg)または高用量(50mg/kg)を20%エタノールをvehicleとして腹腔内投与を行う。腹腔内投与30分後にサーモスティムレーターを使用し、熱刺激に対する逃避反応時間を測定した。メラトニンの低用量群では逃避反応時間に変化は認めなかったが、高用量群では、逃避反応時間の延長を認めた。メラトニンは、ニューロパシックペインへの鎮痛効果を示す可能性が示唆された。
(2)次にニューロパシックペインへの発現予防効果を調べるためにモデル作成後より、毎日メラトニンを上記低用量・高用量を腹腔内投与した。10日後に、熱刺激に対する。逃避反応時間を調べた。ニューロパシックペインの発現予防効果は、認めなかった。
メラトニンの慢性痛に対する効果示されたが、こちらも高用量必要であり、また、予防効果も乏しいことから、臨床での使用は困難である可能性が高いと思われた。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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