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周術期における再分布性低体温に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14770795
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関愛知県がんセンター(研究所)

研究代表者

池田 健彦  愛知がんセンター (10262817)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード体温 / 麻酔
研究概要

平成14年度は麻酔導入前の体温調節性末梢血管収縮の程度が麻酔導入後の再分布性低体温に及ぼす影響について予定手術患者で検討した。特に、麻酔導入前の末梢血管収縮の程度が強ければ強いほど再分布性低体温は大きいという仮説について検討した。予定手術患者を対象とし、麻酔導入前に体温調節性末梢血管収縮の程度の指標として下腿-足指皮膚温度較差を測定した。この下腿-足指皮膚温度較差は末梢の体温調節性動静脈吻合における血流量の指標となることがすでに報告されている(Belani K, et al. Anesthesiology 78:856-63,1993)。また、中枢温として麻酔導入前は鼓膜温、導入後は食道温を計測した。全ての体温測定はサーモカップル法によった。その他、室温、血圧、心拍数、終末呼気セボフルラン濃度、終末呼気炭酸ガス濃度を測定した。麻酔導入は静脈麻酔薬(プロポフォール)で急速導入し、筋弛緩薬(ベクロニウム)で筋弛緩を得た後、気管内挿管し、その後は酸素、亜酸化窒素、セボフルランで麻酔を維持した。手術中は特に加温器具を用いなかった。手術終了まで下腿-足指皮膚温度較差および中枢温を計測し,下腿-足指皮膚温度較差と中枢温低下の相関を検討した。まだ、平成14年度は症例数が少なく結論は引き出せないが、麻酔導入前の末梢血管収縮の程度が強ければ強いほど再分布性低体温は大きいという傾向があった。平成15年度は平成14年度に引き続き上記プロトコールを行い症例を重ね、結論づける予定である。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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