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間質性膀胱炎による頻尿発症のメカニズム 解明

研究課題

研究課題/領域番号 14770796
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関弘前大学

研究代表者

神村 典孝  弘前大学, 医学部附属病院, 助手 (00281931)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード間質性膀胱炎 / 海馬 / 黒質 / カルシウム電流 / 膜電位 / パッチクランプ / 膀胱平滑筋
研究概要

間質性膀胱炎は頻尿や尿貯留時の疼痛を主訴とする。これらの発症のメカニズムを解明するため、ワイルドタイプとモデル動物を使用して膀胱平滑筋細胞の電気現象(カルシウム電流、ATP依存性カリウム電流)を観察した。平成15年度からは、中枢細胞の応答に着目し、ラット脳を薄切し、海馬のCA-1細胞や黒質細胞を単離して電気生理学的観察を行った。最近これらの細胞に対するGlucagon-like peptide-1(GLP-1)の作用が注目されている。一方、排尿をつかさどる中枢神経細胞の存在部位は橋に存在することが、ネコ等の実験動物で明らかにされている。ヒトでも最近はSPECT, PETなどによる技術の向上で、同部位の排尿に対する支配が明らかにされつつある。これらの中枢に投射する脳領域は多岐にわたっており、海馬のCA-1細胞や黒質細胞もそれらの内の一つである。単離した、これらの中枢細胞でのGLP-1の効果をパッチクランプを用いて観察した。セルアタッチモードでの観察では、細胞の膜電位は通常-60Vほどで安定しているが、GLP-1を還流してやると脱分極を起こし、活動電位は顕著に抑制されることがわかった。GLP-1はこれらの細胞において抑制的に作用することが示唆されるが、橋にある排尿中枢神経細胞にも同様の実験をし、排尿に関する薬剤としてGLP-1が応用できるかどうかを見極めたいと思う。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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