• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

尿路上皮癌細胞株を用いた癌浸潤先進部モデルにおける浸潤制御機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 14770810
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関徳島大学

研究代表者

西谷 真明  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (40304521)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード尿路上皮癌 / microarray / scattering / 遺伝子発現 / 浸潤性膀胱癌 / 表在性膀胱癌 / 浸潤
研究概要

癌細胞における遺伝子・蛋白の発現は,同じ癌細胞でもその局在により発現が異なっていることが明らかにされており,癌の先進部においては,MMPs familyをはじめ、多くの癌の浸潤に関わる遺伝子・蛋白の発現の増強が確認されている。我々が浸潤性尿路上皮癌より樹立したUCT-2細胞株は、これまでの免疫組織化学を用いた検討で、scatteringにより蛋白レベルでのMMP-2の発現が増強すること、さらに、コロニーを形成した場合、周辺部の細胞でその発現が高まることを確認している。我々は、この細胞を用いて浸潤先進部モデル(scattering cells)および非先進部モデル(confluent cells)を作成し、それらを比較検討することにより尿路上皮癌における浸潤に関わる分子の制御メカニズムを解明する。
本研究では、まずmicroarray法を用いて、浸潤性尿路上皮癌細胞株(UCT-2)による浸潤先進部モデル(scattering cells)および非先進部モデル(confluent cells)の遺伝子発現の差をmRNAレベルで包括的に検索した。その結果scatteringによりup-regulateされている主な遺伝子は,laminin, caveolin 1, caveolin 2等であり,down-regulateされている主な遺伝子はprostate stem cell antigen, insulin induced gene 1等であった。これらのうち、prostate stem cell antigenは臨床検体を用いた検討で浸潤性膀胱癌と比較して表在性膀胱癌において発現が高かった。prostate stem cell antigenを標的とすることにより、表在性膀胱癌の再発をコントロールできる可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi