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細胞周期制御活性化因子サイクリンの前立腺癌ホルモン療法抵抗性獲得に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 14770818
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

永田 大介  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (20336689)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード前立腺癌 / 細胞周期 / P27 / SKP2 / Jab1 / プロスタグランデインJ2 / p27 / JAB1
研究概要

前立腺癌臨床検体を細胞周期制御因子で免疫染色を施行した。細胞周期のG1からS期に関連しているサイクリンE、p27、JAB1、SKP2の組織内発現を検討した。P27は細胞周期のアクセルを止めるブレーキの役割を果たしておりp27の減衰が細胞周期をG1からS期に回転させている、またJAB1、SKP2はそのp27をdegradationするタンパクであり、現在注目されている物質である。結果はp27とgradeには負の相関が、SKP2とgradeには正の相関があるようであった。前立腺癌細胞株を用いて細胞周期関連因子の変動を前立腺癌細胞株(PC3、LNCap、DU145)を用い、細胞周期をG1期に停止させ、アポトーシスを誘導するといわれるプロスタグランデインJ2にて刺激し、細胞周期制御因子の変動を観察した。まず、前立腺癌細胞株を培養し、プロスタグランデインJ2の濃度勾配を作成しそれぞれ刺激し、経時的に細胞数を計測、濃度5μg/mlで細胞数増加を抑制でき、10μg/mlでは早期にアポトーシスの誘導ができた。次にプロスタグランデインJ2濃度5μg/mlにて刺激し経時的に細胞を回収し、細胞周期の解析をおこなった。細胞周期解析はFACSフローサイトメーターを使用した。結果はアポトーシスの誘導、G1アレストなどの傾向が認められた。
前立腺癌細胞株(PC3、LNCap、DU145)をプロスタグランデインJ2にて濃度5μg/mlにて刺激し経時的に細胞を回収、それよりタンパクを取り出しp27、jab1、skp2についてWestern blot analysisにて発現およびその量的変化を検討した。P27は刺激後6時間後に発現し始め24時間後にピークがあり48時間後には減少傾向になることが観察された。プロスタグランデインJ2によりp27は高発現することは全ての細胞株にて認められ、p27の発現が減弱するにしたがいjab1、skp2の発現が減少することが認められた。要するに、プロスタグランデインJ2はp27をプロモートし細胞周期を停止させる。蓄積されたp27はjab1、skp2にて分解され、jab1、skp2が消費されることが事実の様である。今後はp27のmRNAの発現をRT-PCRもしくはRibonucleoside protection assay法にて定量、時間的変化をとらえたいと思う。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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