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エストロゲン欠乏が血管内皮増殖因子に作用し骨吸収活性を誘導するメカニズムの解析

研究課題

研究課題/領域番号 14770852
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関広島大学

研究代表者

児玉 一郎  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (00325169)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード破骨細胞 / 血管内皮増殖因子 / エストロゲン
研究概要

マクロファージ・コロニー刺激因子(M-CSF)活性を持たない大理石骨病マウス(op/opマウス)に8週齢において卵巣摘出を施し(OVX-op)、破骨細胞形成と骨吸収に及ぼす影響について実験を行った。
1.破骨細胞の検出には酒石酸耐性酸ホスファターゼ(TRACP)染色を用い、TRACP陽性で核を2個以上有する細胞を破骨細胞としてカウントした。OVX-opでは破骨細胞数が術後2週の時点で有意に増加しており、術後8週まで増加を認めた。
2.骨形態の評価にはアザン染色を用いた。OVX-opでは骨梁の減少が認められた。
3.血清中血管内皮増殖因子(VEGF)濃度をELISA法を用いて測定したところOVX-opでの上昇が認められた。
4.骨局所での骨吸収に関連すると諸サイトカインのmRNA発現をreverse transcriptase-polymerase chain reaction(RT-PCR)法を用いて検討したところ、OVX-opにおいてはVEGFmRNA, IL-6mRNAおよびRANKLmRNAの発現が亢進していた。
5.OVX-opに対するVEGF拮抗剤投与により、破骨細胞数の増加が抑制された。
6.OVX-opに対するエストロゲン投与により、破骨細胞数の増加が抑制された。
以上のことからop/opマウスではエストロゲン欠乏状態で骨局所におけるVEGFおよびRANKLの産生が亢進することにより破骨細胞の分化・増殖が促進され骨吸収が亢進することが示された。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 児玉 一郎: "Estrogen regulates the production of VEGF for osteoclast formation and activity in op/op mice"Journal of bone and mineral research誌. 2・19. 200-206 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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