• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

卵巣黄体化・着床の分子機構と子宮に遊走する骨髄幹細胞の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14770877
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関(財)東京都医学研究機構

研究代表者

岡本 士毅  (財)東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (40342919)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードGFP骨髄キメラマウス / 子宮内膜細胞株 / Side population細胞
研究概要

GFPマウス骨髄細胞を、当教室で樹立したホルモン応答性に脱落膜化を生じる子宮内膜細胞株(ESC2)と共培養した後に、X線照射マウスの尾静脈から移植しドナー由来細胞の動態を経時的に迫ってみると、レシピエントマウス子宮内に相当量のドナー由来GFP陽性細胞の浸潤が検出された。また骨髄造血幹細胞が濃縮されているSide population細胞をESC2と共培養する事によって、非血球細胞画分と思われるCD45 negative細胞の発現を惹起させる事が出来た(31st Annual Meeting, International Society for Experimental Hematology, July 2002 (Montreal))。この細胞をX線照射マウスの尾静脈から移植し、ドナー由来細胞の動態を経時的に追ってみると、移植後2週間目に急激なドナー由来骨髄球の上昇が見られ、その後末梢血中に相当量のドナー由来GFP陽性細胞が検出され続けた。更にレシピエントマウス骨髄を二次移植してみたが、血液キメラは再現されなかった。しかしレシピエントマウス子宮には大量のドナー由来GFP陽性マクロファージが検出できた。ESC2は造血幹細胞を増幅する事は出来ないが骨髄球を爆発的に増幅する活性を有する事が明らかとなった。
これらは骨髄幹細胞に含まれる新しい細胞集団の目的組織との共培養を使った新しい細胞動員教育法の開発への糸口になると確信している。今後骨髄球増幅活性をもたらす因子の探索に努め、子宮特異的な遺伝子デリバリーの可能性に向けて更に詳細に解析を進めたい。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H.Tamura, S.Okamoto et al.: "In vivo differentiation of stem cells in the aorta-gonad-mesonephros region of mouse embryo and adult bone marrow"Experimental Hematology. 30. 957-966 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 岡本士毅, 原孝彦: "Annual Review血液2003:造血幹細胞の発生をめぐって"中外医学社. 240 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi