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コンディショニング効果による音響外傷防御機構の解明と予防法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 14770881
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関東北大学

研究代表者

吉田 尚弘  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (90291260)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード音響外傷 / 騒音性難聴 / コンディショニング効果 / 蝸牛
研究概要

本年度は、昨年度に引き続いてコンディショニング効果、及び強大音曝露後の経時的な複合活動電位(CAP)、耳音響放射(DPOAE)変化の測定をもとにした電気生理学的解析と機能的解析、組織学的解析をより詳細に行った。
熱ストレス(41.5度15分間)および、音(89dBSPL15分間)のコンディショニング前後でCAP閾値およびDPOAEの入出力曲線をコンディショニング前後で測定してみると、コンディショニングによりCAP閾値には変化がないが、DPOAEの入出力曲線は熱ストレスを与えた直後にのみ増大していることがわかった。この現象は、モルモットにおいても同様で、コンディショニング効果には個体差があるが、コンディショニング効果の大きかった動物ほどDPOAEの入出力曲線が大きい傾向があることがわかった。ファロイジン染色にてもコンディショニング後に有毛細胞膜のアクチンの増加が認められた。DPOAEは外有毛細胞の伸縮能、内耳の非線形性によって生じることが知られている。そこでさらに有毛細胞を単離し、原子間力顕微鏡を用いて膜の剛性を測定することを考えた。マウスの有毛細胞の単離はモルモットに比して支持細胞との結合が強く困難であったが、単離方法、溶液条件、原子間力顕微鏡のセッティングを工夫することによって測定に成功した。さらなる様々なコンディショニング機序に関与する膜剛性変化の解析への手技方法を確立した。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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