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メニエール病におけるホルモン分泌・自律神経機能の日内リズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14770892
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関岐阜大学

研究代表者

青木 光広  岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (30283302)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードメニエール病 / メラトニン / 日内リズム / 片頭痛
研究概要

メニエール病症例を対象に、心拍数や血圧変動解析から経時日内変化を日内リズムの指標として、メラトニンをはじめとした内分泌ホルモンの日内変動を比較検討し、メニエール病におけるリズム障害の有無を研究した。メニエール病患者における唾液中メラトニン濃度の日内分泌リズムをsingle cosinor法を用いて健常成人と比較検討した。また、ストレス、睡眠時間なども調査し、相関性を検討した。6点の標本採取により、その濃度の日内リズムはSingle cosinor法を用いることで、平均値、振幅、頂点位相(最大値になる時刻)で規定される。メラトニン濃度測定にはRIAkitを用いて、唾液中蛋白濃度に対するメラトニンの相対濃度を使用した。メニエール病群(n=13)ではメラトニン濃度の平均値が0.8±0.3pg/mg振幅が1.0±1.2pg/mgで健常成人群の3.1±2.4pg/mg、4.7±1.0pg/mgに比べて有意に低い値であった。また、頂点位相は22.2±3.4hrで、健常成人の25.9±1.9hrとの間に有意な差はなかったが、個々のばらつきは有意に大きい結果となった。ストレスや睡眠時間との相関性はなく、また、臨床データ(聴力、CP%、罹病期間)との相関性も認めなかった。片頭痛はメラトニンと関連性があり、またメニエール病とは類似の病態を持つ可能性が示唆されているため、片頭痛の有無によるメラトニン濃度の違いを検討した。片頭痛の既往があるメニエール病症例のほうが、片頭痛なしの症例に比べてメラトニン濃度が低い傾向がみられた。このことから、メニエール病症例においてはメラトニン産生分泌低下があるとともに、pineal circadian irregularityが存在すると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Aoki: "Saliva melatonia in patients with Meniere's disease"J.Vestibular Research. 11. 266 (2002)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 青木光広: "メニエール病の発症メカニズム"Medical Tribune. 36・8. 8 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] M.Aoki: "Saliva melatonin in patients with Meniere's disease"J Veshbular Research. 11. 266 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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