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OVARとEVARによる眼球運動の三次元解析

研究課題

研究課題/領域番号 14770929
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

小泉 康雄  日本医大, 医学部, 助手 (50328803)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード振子様OVAR / 振子様EVAR / 赤外線CCDカメラ / コンピュータ画像認識システムを用いた解析システム / 耳石器
研究概要

眼球運動は、眼球の中心点を通る3本の軸を中心に回る3つの回転運動であり、眼球の上下軸をまわる水平運動、左右軸を回る垂直運動、前後軸を回る回旋運動の3運動である。そのため、眼球運動を正確に分析するためにはその3次元解析が必須である。
今回の研究・実験では振子様EVARと振子様OVARにより誘発される眼球運動を水平、垂直、回旋の3成分について解析し、それぞれの成分について比較検討した。眼球運動は、被検者の頭部に固定した赤外線CCDカメラにより撮影し、その解析はわれわれの開発したコンピュータ画像認識技術を用いた解析システムを用いて解析した。その結果、耳石器に由来する眼球運動を検出し、定量化することが可能となった。振子様EVARと振子様OVARの眼球運動を3次元解析した実験は他に報告がなく、世界で初めての実験成果である。その成果を昨年度は海外の耳鼻咽喉科学の医学雑誌に投稿し、報告した。
今後、振子様EVARと振子様OVARの解析結果を比較することにより、耳石器を起源とする眼球運動についてさらに新たな知見がえられると考えられた。振子様EVARと振子様OVARの解析結果から、耳石器に由来する眼球運動を正確に定量化するコンピュータソフトを開発中である。
また、今後の展望について解説記事を執筆した。さらに、関連する実験として三次元解析を高速度で解析する試みも現在進行中である。また、両眼の同時記録、明所開眼下の記録などより広い範囲での眼球運動解析を開発中である。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Yasuo Koizumi: "3D Eye Movement Analysis During Sinusoidal OVAR In Human Subjects"Acta Oto-Laryngologica. 123. 121-128 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 小泉 康雄: "耳鼻咽喉科機能検査-何がどこまでわかるか"医学書院. 8 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Yasuo Koizumi: "3D Eye Movement Analysis During Sinusoidal OVAR In Human Subjects"Acta Oto-Laryngologica. 123(印刷中). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 小泉康雄: "耳鼻咽喉科機能検査-何がどこまでわかるか"医学書院(印刷中). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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