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Bacterial Translocationに対する小腸上皮増殖因子の効果(腸管上皮増殖因子グリセンチンの効果)

研究課題

研究課題/領域番号 14770987
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 小児外科学
研究機関昭和大学

研究代表者

千葉 正博  昭和大学, 医学部, 助手 (80286814)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード腸管上皮増殖因子 / 腸管グリカゴン / グリセンチン / Bacterial Translocation / 腸管粘膜バリア / IgA / 中心静脈栄養 / 腸管グルカゴン / 腸管バリアー
研究概要

【目的】腸管粘膜防御機能の破綻に伴う"Bacterial Translocation(BT)"は、長期経静脈栄養法施行時の廃用性萎縮、放射線曝射や制癌剤投与時の腸粘膜障害などの病態で発症する危険性があり、これらの病態下ではBT予防のために消化管粘膜を維持する何らかの対策が必要であると考えられている。我々は腸管グルカゴンの一つであるグリセンチンが腸粘膜上皮細胞増殖作用を有することを報告してきた。今回はグリセンチンの腸管免疫系へ及ぼす効果をヒトグリセンチンを用いてin vivoで検討した。
【方法】1)wiustar系ラット(200〜250g)に中心静脈栄養を施行群、2)同様に中心静脈栄養内にグリセンチン(1〜10μg/kg/day)を混合し1週間施行した群、3)中心静脈栄養内にグリセンチン(10μg/kg/day)+GLP-2(10μg/kg/day)を混合し施行した群、4)固形飼料摂食群を作製し1週間飼育後以下の検討を行った。1)体重、腸管重量、2)回盲部より10cm口側の回腸及び幽門部より10cm肛門側の空腸の絨毛高、Brd-U染色、IgA染色
【結果】体重、腸管重量は10μg/kg/day添加群で非添加群の約1.2倍と明らかな増加が見られた。(固形飼料摂食群の約0.6倍)絨毛高、Brd-U染色、IgA染色でも、同様の結果が得られたが、回腸より空腸においてその効果は強かった。また、それらの効果はグリセンチンにGLP-2を添加することにより相乗された(体重、腸管重量は非添加群の約1.6倍と明らかな増加が見られた。(固形飼料摂食群の約0.8倍)
【考察】今回の実験により、細胞レベルのみならずin vivoにおいても腸管粘膜上皮の増殖及び機械的・免疫学的バリア機能の増強が確認された。また、その効果はGLP-2を加えることにより相乗された。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 小腸上皮増殖因子グリセンチンの腸管免疫増強効果に関する基礎的研究2005

    • 著者名/発表者名
      千葉正博, 他5名
    • 雑誌名

      日本小児外科学会雑誌 41巻4号(未定)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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