研究課題/領域番号 |
14771026
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
田村 晴希 岩手医科大学, 歯学部, 助手 (30316393)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | antigen I / II (Pas) / Western blot / Toll-like receptor 3 (TLR3) / プロモーターアッセイ / II / 心内膜起炎菌 / 血管内皮細胞 / Toll-like receptor 3 / degenerate PCR / gene-walking / 心内膜炎起炎菌 |
研究概要 |
Streptococcus intermedius antigen I/II (Pas)タンパク質の発現を確認するために、S. mutans antigen I/II (RAc)ポリクローナル抗体を用いてWestern blotを行った。S. mutans MT8148株ではPAcの検出が確認されたが、3S. intermedius Pasの検出はタンパク質レベルで認められなかった。Pasのアミノ酸配列の解析の結果からグラム陽性菌の菌体表層タンパク質に保存されているモチーフが認められた。したがって、Pasは細胞膜結合型を示すと予想され、培養上清中に遊離しているとは考えにくい。また、PAcのA領域は抗原性が高いとの報告があるが、PasのA領域はシングルリピートユニットであることから、抗原性が低く、PAcに対する抗体と反応を示さない可能性が示唆された。 Toll-like receptor 3 (TLR3)のタンパク質レベルでの発現を確認するためにマウスのJ774.1細胞で検討したところWestern blot法ではTLR3の発現は認められなかった。次にラットTLR3 cDNAをベクターに組み込んだが、DNA配列の解析途中であり、研究計画で予定していたGFP融合タンパクとしては検鏡することができなかった。また、血管内皮細胞にベクターを導入することを試みたが、導入効率が低く、未だ予備実験段階である。 ラットTLR3遺伝子のプロモーター活性を調べるために、同遺伝子のプロモーター領域と推定されるDNA断片を含むベクターを作製し、マウスマクロファージ様細胞RAW 264においてプロモーター活性を調べた。この結果、同領域を含むベクターではレポーター活性の上昇が認められたことから、同遺伝子断片にはマウスの細胞においてプロモーター活性を示す領域を含むことが示唆された。
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