研究課題/領域番号 |
14771065
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
佐渡 知宏 日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (80339457)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 亀裂 / 破折 / 超音波 / 破切・亀裂 / 非破壊検査 |
研究概要 |
超音波による歯の破折・亀裂の診断についての研究で、前年度の結果より、出力5MHz探触子と7.5mm遅延剤(焦点調整行っていないものの組み合わせにて良好な結果が得られた。前年度は、アクリル板を用いたが、今年度は加熱重合アクリリック樹脂にて正常に重合させ気泡の無い物、重合温度の調節により、重合欠陥を意図的に起こし、樹脂中に気泡を入れた物(気泡の直径0.1mmと0.5mm)の3種類を3mm幅で切断し、探触子を出力225MHz・5MHz・10MHz、遅延剤を3mm・6mm・7.5mm(焦点調整行っていないもの)の組み合わせにて到達進度の比較を行った。その結果は、出力22.5MHz探触子のものはすべて波形の減弱によりモニター上から破折の確認は困難であったが、出力5MHz・10MHz探触子においては遅延剤6mm・7.5mm遅延剤にて良好な結果が得られた。その中でも、出力5MHz探触子において遅延剤6mmが、もっとも波形の減弱が少なく破折の存在を波形から読み取ることができた。また、出力5MHzの探触子にて、6mm・7.5mmの遅延剤(焦点調整行っていないもの)と3mmの遅延剤(三角錐状に形成し、焦点調整行ったもの)の比較では、3mmの遅延剤は、超音波の反射を受けとめる面積が狭いため散乱した超音波を波形として表すことができなかったのではないかと思われる。 今後は、出力5MHzの探触子と組み合わせる遅延剤の形状や大きさを比較改良し、超音波のノイズの受信を最小限にとどめ、反射した超音波を最大限に受けとめることができるよう改良を行う必要があると思われる。
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