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顎顔面領域における新たな疼痛管理に関する研究 -理想的な在宅医療を目指して-

研究課題

研究課題/領域番号 14771119
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

城戸 幹太  東北大学, 病院, 助手 (40343032)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード疼痛管理 / μオピオイドレセプター / ノックアウトマウス / ビスフォスフォネート / μ opioid receptor / knock out mice / モルヒネ / 呼吸抑制 / 嘔吐
研究概要

本実験は主に終末期医療において患者がいかに快適にQOLを維持できるかということを主眼に置き研究を進めてきた。その中でも特に疼痛管理をメインターゲットとしてきた。当初、腫瘍転移の中でも特に骨転移に関してその痛みを軽減するために骨吸収抑制剤であるビスフォスフォネートを用いた実験を行っていたが、十分な鎮痛効果を得るにはこの薬剤単独では不十分であることが分かってきた。そのため併用薬剤として最もポピュラーなモルヒネを選択した。ただし、モルヒネを使用する際の安全性を考慮すると致死的な副作用として呼吸抑制の問題が浮上してきた。そのため、安全・快適に疼痛管理を行うために、まずモルヒネの呼吸抑制を抑えきることを検討した。これにはμオピオイドレセプターノックアウトマウスを用いた。結果、ノックアウトマウスまたは麻薬拮抗薬を用いることで呼吸抑制は生じないことが確認できた。次により臨床に近い状態を検討した。すなわち、痛みがある時の大量モルヒネ投与がなぜ安全に行えるかを検討した。ホルマリン皮下注を行った疼痛モデルマウスにモルヒネを1-3mg/kg皮下注するとコントロールマウスは約20%の呼吸数の減少があったが、疼痛モデルマウスではほとんど減少しなかった。これは末梢から直接呼吸中枢を刺激するニューロンの存在を推測させるもので、興味深い。これからも麻薬およびビスフォスフォネートによる疼痛管理に関してさらに深く追求していく予定である。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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