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顎関節症におけるプロスタグランジンE2の役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14771130
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関京都大学

研究代表者

山村 功  京都大学, 医学研究科, 助手 (90332733)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードプロスタグランジン / 顎関節症 / 炎症 / 受容体 / RT-PCR法 / コラーゲン誘導関節炎モデルマウス
研究概要

プロスタグランジンは生体内において、その受容体に特異的に結合することでシグナル伝達を行い、炎症反応を修飾し、調節していることが明らかになってきた。しかしながら個々の炎症反応についてはその詳細は不明な点が多い。本研究は顎関節症におけるプロスタグランジンの関与と顎関節炎における炎症反応の進展への関与を明らかにし、顎関節症の病態を把握することが目的であった。
炎症に関わるプロスタグランジンのひとつであるプロスタグランジンE2受容体は少なくとも4種存在する。ヒト顎関節内障患者由来の顎関節滑膜細胞においてRT-PCR法にてEP2のみが高発現していることが確認した。それ以外のEP1、EP3およびEP4については確認できなかった。EP2の発現は、6株のヒト顎関節内障患者由来の顎関節滑膜細胞のみではなく、4株の正常ヒト顎関節滑膜細胞においてもRT-PCR法にて高発現が認められたため、それぞれの細胞株で発現しているEP2のDNAシークエンスを解析したところ、正常および顎関節内障患者、すべての細胞株、計10株において遺伝子の変異は認められなかった。解析株数が少ないため、明らかな言及はできないが、顎関節症におけるEP2受容体の遺伝子異常の関与は明らかにできなかった。京都大学医学部口腔外科学では年間約700名の顎関節症の新患を診療しており、今後は、当院「医の倫理委員会」に登録したうえで、新たな顎関節症患者に対し、遺伝子解析を行い、プロスタグランジンE2、特にEP2受容体の関与を追及していく予定である。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Murakami K: "Ten-year outcome of nonsurgical treatment for the internal derangement of the temporomandibular joint with closed lock."Oral Surg Oral Med Oral Pathol Oral Radiol Endod.. 94・(5). 572-575 (2002)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 西田光男: "10年間の口腔粘膜扁平上皮癌の臨床的検討"日本口腔腫瘍学会誌. 14巻3号. 71-77 (2002)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 西田光男: "口腔扁平上皮癌の外側咽頭後リンパ節(Rouviereリンパ節)転移への対応"日本口腔腫瘍学会誌. 14巻1号. 1-10 (2002)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 山村 功: "生体肝移植後,免疫抑制剤の長期服用患者の口腔内所見"日本口腔科学会雑誌. 51巻2号. 137-142 (2002)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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