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口腔癌の単発例と多発例における癌関連遺伝子多型の関与と進展機序の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14771135
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

宮内 美和  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (10325201)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード晩期再発例 / 遺伝子不安定性(Genomic Instability : GI) / DNA複製エラー(RER) / 対立遺伝子の欠失(LOH) / ヒトゲノム / SNP / 口腔癌 / 癌関連遺伝子
研究概要

口腔多発癌と晩期再発癌で遺伝子の特徴的変化を検索し,単発癌例における多発化や,晩期再発,原発部位には再発がないが転移を生じやすい症例群を予測・判別するために,口腔癌例を,初発・非転移例,転移例,後発転移例,晩期再発例,および多発癌例に分類し,これら各群での臨床病理学的事項と各種の癌関連因子の異常との相関について検討した。口腔癌患者67例(原発部限局性・非転移例25例,転移例7例,後発転移例19例,晩期再発例8例,および多発例が9例)の血液と手術摘出癌組織からDNAを抽出し,細胞周期調節因子であるcyclinD1遺伝子に存在するSNP (AA, AG, GGの3種類の遺伝子型)について,SSCP法で遺伝子多型を検出した。
口腔扁平上皮癌の68例中,GG型が17例(25%),AG型が35例(51%),AA型が16例(23%)であった.臨床病理学的事項との関連について,stageをみるとGG型の頻度は,I型は14例中6例(43%),II型は24例中7例(29%),III型は13例中2例(15%),IV型は17例中2例(12%)であったが,I型からIV型へと進行例になるにつれ,GG型の頻度には低下傾向が認められた.分化度別にみると,低分化型は5例中2例(40%),中分化度は28例中9例(32%),高分化型は34例中6例(18%)であり,高分化型に比べ,低分化型ではGG型の頻度が高い傾向を示したが,いずれも明瞭な相関はなかった.臨床病態別にみると,GG型の頻度は,転移例の7例中1例(14%),後発転移例の19例中2例(10%)にみられ,他の例の原発部限局性・非転移例25例中7例(28%),晩期再発例8例中4例(50%),また多発例9例中3例(33%)と比較すると,GG型の発現頻度は低い傾向を示した。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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