研究課題/領域番号 |
14771144
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 佐賀大学(医学部) |
研究代表者 |
野口 信宏 佐賀大学, 医学部, 助手 (40284658)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 顎矯正手術 / ナビゲーション手術 / 手術シミュレーション / 3次元 / レーザースキャン / トラッキングシステム / 投影法 / 歯列形態 / 顔面形態 |
研究概要 |
本研究は、顔面形態の3次元形態のデータを統合した顎顔面手術ナビゲーションシステムを開発するものであるが、データ統合ソフトウエアについては、現在までにほぼ開発を終えており、これによりセファログラム、歯列模型3次元形状データ、顔面形状データ、3次元CTデータの統合ができる。統合したデータは、手術結果の分析に使えるとともに、顎顔面手術ナビゲーションシステムに利用し、術前の分析結果を実際の手術に正確かつ安全に反映させるのに有効な手段とする。種々のデータの統合と分析方法については、頭部X線規格写真を3次元分析し、これに顔面データと咬合模型データを統合する方法を考案し、第13回国際口腔顎顔面外科学会(1997年、京都)、14^<th> Congress of Ora1 & Maxillofacial Surgery (1999,Washington)で発表した。2000年には、文部省在外研究員として渡欧し、手術ナビゲーションシステムの開発で先駆的な、ハイデルベルク大学口腔顎顔面外科(ドイツ)と、ウイーン大学口腔顎顔面外科(オーストリア)で、研究開発と臨床応用について貴重な情報を得た。セファログラムを用いた3次元データの統合法については、その発想法と実用性が高く評価され、2003年には大韓口腔顎顔面外科学会、日本顎変形症学会で賞を得た。現在、試作品を使った精度の検証実験を行っている。
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