研究課題/領域番号 |
14771227
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
敦賀 英知 北海道医療大学, 歯学部, 助手 (30295901)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 歯周組織 / 弾性線維 / 細胞外基質 / 弾性繊維 |
研究概要 |
本年度は、RNA干渉法を用いて、フィブリリン-2をはじめとする微細線維の遺伝子発現を抑制し、それに伴う細胞層へのトロポエラスチン沈着量の差を定量的に解析した。また、抗トロポエラスチン抗体、抗フィブリリン-1抗体、抗フィブリリン-2抗体、抗MAGP-1抗体を用いた免疫組織化学染色を行い染色性の傾向の比較検討を行った。 1.微細線維の構成成分であるフィブリリン-2とMAGP-1遺伝子をノックダウンしたところ遺伝子導入日後にフィブリリン-2は92%、MAGP-1は70%のノックダウンが認められた。 2.遺伝子ノックダウンに伴うトロポエラスチンの細胞層への沈着は、ウェスタンブロット法による解析で、フィブリリン-2では30%、MAGP-1では70%の抑制効果が確認された。また、トロポエラスンの培養液中への分泌量は、フィブリリン-2とMAGP-1遺伝子をそれぞれノックダウンしても変化は認められず、トロポエラスチンの遺伝子発現および分泌に影響を与えないことが確認できた。 3.抗トロポエラスチン抗体を用いた蛍光染色の結果もウェスタンプロット法の結果を支持する傾向が認められた。また、フィブリリン-2遺伝子を抑制した際は、MAGP-1、フィブリリン-1の染色性に変化は認められなかった。MAGP-1遺伝子を抑制した際は、フィブリリン-2、フィブリリン-1の染色性に変化は認められなかった。 以上の結果より、弾性系線維の形成過程において微細線維構成成分であるMAGP-1とフィブリリン-2は、それぞれトロポエラスチンの沈着に関係していることが明らかとなった。このことは、歯周組織の多様性と分化との関連性を示唆している。
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