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両性イオン型糖脂質の生物活性増強を目指した新規糖クラスターの合成研究

研究課題

研究課題/領域番号 14771250
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関共立薬科大学

研究代表者

羽田 紀康  共立薬科大学, 薬学部, 講師 (70296531)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード糖クラスター / β-ペプチド / ユニット合成 / ガラクトース / 糖-タンパク質相互作用
研究概要

これまで我々が合成してきた無脊椎動物由来糖脂質の中で、フトミミズ及びブタ回虫からホスホコリンを含有する糖脂質があり、それぞれヒスタミン遊離阻害活性、IL-8誘導活性について測定してきた。一方植物由来の多糖体には、Bリンパ球幼若活性や腸管免疫調節活性を持つものがありそのモデル化合物を合成しその活性を調査してきた。しかしいずれもその活性は微弱なものであった。今回、さらにそれらの活性増強を目指して、マルチバレントな構造を有する糖クラスターの合成を試みることにより、活性発現のための最小有効単位の構造を検討した。
前年度、β-アラニンのペプチド鎖を持つ櫛状クラスターの合成を成し遂げたが、今年度は、さらに糖鎖とペプトイド鎖の距離及び糖鎖間の距離を自由に変えることのできる糖クラスターの合成を目指した。本法は、N-置換グルタミン酸誘導体をクラスターコアとし、,糖誘導体と縮合して糖クラスターユニットとした後、カルボキシル基及びアミノ基を遊離した物をそれぞれ順次縮合してクラスター鎖の伸張を行った。この時、分子内で側鎖の長さの異なる糖クラスター、主鎖の糖鎖間の距離が異なるクラスターを合成した。また、デンドロンタイプのクラスターにも導き、さらには糖デンドロンのクラスター化も検討した。これらの方法論の開発の結果、固相合成に応用できれば自動合成も可能となり、コンビナトリアル合成により迅速に糖ライブラリーの構築が可能となり、一方で、生物活性を持つ様々な糖鎖に応用すれば、より親和力を持った活性増強が期待できる。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Koji Sato, Noriyasu Hada, Tadahiro Takeda: "Synthesis of new peptidic glycoclusters derived from β-alamine"Tetrahedron Letters. 44. 9331-9335 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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