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交差適合試験の迅速判定法の開発と自動検査機器への応用

研究課題

研究課題/領域番号 14771351
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 病態検査学
研究機関高知大学(医学部)

研究代表者

上岡 樹生  高知大学, 医学部, 助手 (00274374)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードerythrocyte creatine / cardiac valve prosthesis / intravascular hemolysis / erythrocyte age / 赤血球 / 交差適合試験
研究概要

赤沈現象の基礎には赤血球凝集があるが,連銭形成を認めた赤血球を有する全血を誘電測定すると,無希釈全血中での連銭形成能の強弱が誘電率に鋭敏に反映される.誘電解析法によれば,(A)連銭,(B)ランダム凝集塊赤血球集合の2つのタイプが弁別できる.(B)は異型血混合時に出現するので,クロス・マッチなど輸血検査の新しい方法として誘電測定法が利用できるのではないかと考えられた.簡便・迅速にできる交差適合試験の新しい方法を開発し,輸血操作の直前に現場において術者が自ら実施し適合性を的確に確認することができれば,血液型不適合などの輸血事故を防ぐためによい方策と考えた.そこで血液の誘電率を指標として赤血球の連銭形成に妨害されることなく血球凝集の有無を高確度に弁別できる自動凝集計の開発のために基礎的なデータを集めた.A型とB型の全血同士を混ぜた場合のように連銭と凝集塊の両者の混在が確認される場合,静止時の誘電率をみるだけでは凝集の確証が得られないため,赤血球内部の浸透圧,酵素による強い影響がある可能性も考えられた.このため赤血球細胞内の酵素を指標とした赤血球溶血の評価について検討してみたところ,赤血球内クレアチンで高感度かつ定量的に血管内溶血を評価できることが判明した.

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Toshika Okumiya: "Evaluation of Intravascular Hemolysis with Erythrocyte Creatine in Patients with Cardiac Valve Prosthesis"Chest. 125(In printing). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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