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ドメスティック・バイオレンスに対する地域での看護支援のあり方

研究課題

研究課題/領域番号 14771364
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関福井大学 (2004)
福井大学(医学部) (2002-2003)

研究代表者

長谷川 美香  福井大学, 医学部, 助教授 (90266669)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード暴力 / 予防 / 教育 / 青年期 / 配偶者 / 教育プログラム / パートナー / 原家族内の暴力体験
研究概要

【目的】青年期にある人々の恋人間暴力に関する認識と平等主義的性役割態度との関連を明らかにする。
【方法】A大学医学部の1,2年次の男女学生153人を対象に、暴力に関する認識、平等主義的性役割態度に関する自記式の質問紙調査を行なった。暴力に関する認識は、中村の家庭内暴力の神話10項目を用い、「全然そう思わない」から「全くその通りだと思う」の4段階で回答を得た。平等主義的役割態度は鈴木の短縮版15項目を用い、合計得点が高い程、男女平等主義を示している。暴力に関する認識は「全然そう思わない」とそれ以外の2群に、平等主義的性役割態度は合計得点の中央値以上と未満の2群に区分しMann-Whitney検定を行なった。有意水準は5%未満とした。
【結果】対象者は男性34.6%、平均年齢19.7±1.3歳であった。
正しい認識を持っている者が少なかった項目は「加害者は心の病気を持っている」「アルコールが暴力の原因である」「加害者は何でも暴力で解決しようとする」で、各5.9%、7.2%、10.5%であった。平等主義的性役割態度の合計得点の中央値は男性55.0点、女性60.0点で、女性の方が有意に高かった。
認識と平等主義的性役割態度との間で関連が見られたのは、「殴られる女性は少数である」「殴られる女性はマゾである」「暴力は貧困層において発生する」「殴られる女性の教育程度は低い」「加害者は社会で差別されている人である」「殴られる女性はそこからいつでも逃げられる」の項目で、全て暴力に関する認識の高い者の方が平等主義的性役割態度得点も有意に高かった。
【考察】加害者に関する認識が低かったこと、認識と平等主義的性役割態度と関連がみられたことから、精神疾患、アルコール、貧困等は暴力の原因ではなく誘引であること、および平等主義的性役割態度を高める内容等を暴力予防教育プログラムに含めることが不可欠であると考える。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 地方都市における配偶者・パートナー間の暴力体験とその関連要因2005

    • 著者名/発表者名
      長谷川 美香
    • 雑誌名

      日本公衆衛生雑誌 52巻・5号(発表予定)

    • NAID

      10016158638

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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