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独居高齢者の社会的交流促進のための情報機器の適用とその効果

研究課題

研究課題/領域番号 14771380
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関石川県立看護大学

研究代表者

斉藤 恵美子  石川県立看護大学, 看護学部, 助教授 (90251230)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード一人暮らし高齢者 / 社会的交流 / 情報 / 主観的健康観 / 日常生活自立度 / 生活機能 / 地域看護学
研究概要

平成16年度は、平成15年度に実施した一地域の一人暮らし高齢者の訪問面接調査について、データを多面的に分析し、結果を公表した。
調査結果の概要は以下の通りである。
一人暮らし高齢者の自立した生活への支援に向けて、地域に居住する一人暮らし高齢者を対象に、3年後の生活機能の変化を明らかにし、生活機能の維持に関連する身体的、心理・精神的、社会的要因について検討するという2点を目的とした。方法として、石川県A町に居住する一人暮らし高齢者101人を対象に、2000年(紅回調査)と2003年(追跡調査)に訪問面接調査を実施した。生活機能得点の3年後の変化については、15年度に報告したとおり、一人暮らし高齢者の生活機能の低下には、年齢、社会活動に参加していないこと、友人との電話での交流が週1回未満であることが影響していた。さらに、16年度の分析では、高齢者の主観的健康感と3年後の日常生活自立度との関連について、主観的健康観が高い高齢者の方が3年後の日常生活自立度も良好な状態であった。
これらの結果から、一人暮らし高齢者が、社会活動への参加や友人・近隣と交流するという行動をとることによって、生活機能の低下を予防し、自身をより健康だと考えることで日常生活自立度が維持される可能性があることが明らかになった。また、本研究の結果から、電話の利用が生活機能の維持に関連していたため、一人暮らし高齢者の主観的健康観を高めるためには、健康についての電話相談や情報提供の実施等が、今後の支援の具体的な方策の一つとなると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (4件) 文献書誌 (3件)

  • [雑誌論文] Changes in functional capacity in older adults living alone : A three-year longitudinal study in a rural area of Japan2004

    • 著者名/発表者名
      Saito, E., Takai, J., Kanagawa, K., Honda, A., Saeki, K.
    • 雑誌名

      Japanese Journal of Public Health 51・12

      ページ: 958-968

    • NAID

      10014071783

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 一人暮らし高齢者の生活と健康に関連する要因の検討(第1報):生活機能の変化2004

    • 著者名/発表者名
      斉藤恵美子, 高井純子, 本田亜起子, 金川克子, 森津外茂美, 佐伯和子
    • 雑誌名

      日本公衆衛生雑誌 51・10

      ページ: 736-736

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 一人暮らし高齢者の生活と健康に関連する要因の検討(第2報):主観的健康感による特性2004

    • 著者名/発表者名
      斉藤恵美子, 高井純子, 本田亜起子, 金川克子, 森津外茂美
    • 雑誌名

      日本公衆衛生雑誌 51・10

      ページ: 736-736

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 地域高齢者とその家族の自立した生活を支援するための方策の検討2004

    • 著者名/発表者名
      斉藤恵美子
    • 雑誌名

      日本公衆衛生雑誌 51・10

      ページ: 125-125

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 本田亜起子, 斉藤恵美子, 金川克子, 村嶋幸代: "一人暮らし高齢者の特性:年齢および一人暮らしの理由による比較から"日本地域看護学会誌. 5(2). 85-89 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 本田亜起子, 斉藤恵美子, 金川克子, 村嶋幸代: "一人暮らし高齢者の自立度とそれに関連する要因の検討"日本公衆衛生雑誌. 49(8). 795-801 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 斉藤恵美子, 本田亜起子: "今,改めて「公衆衛生看護」8:一人暮らし高齢者の生活を支える町の実践"公衆衛生. 66(9). 683-685 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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