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譫妄発症前後の自律神経系の活性状態についての解析

研究課題

研究課題/領域番号 14771386
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関神戸市看護大学

研究代表者

山下 裕紀  神戸市看護大学, 看護学部, 助手 (40326319)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2003年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
2002年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
キーワード譫妄 / 自律神経 / 血圧
研究概要

本研究は、申請の生体モニタで得た血圧・血流量・心電図などの情報を当研究室の全自動循環動態・自律神経系活性解析システムで解析し、自律神経系の活性状態を経時的に把握することで、譫妄の発症前・時・後と自律神経系との関与を明らかにすることにある。
自律神経系の活生状態を経時的に把握するという趣旨で、研究参加を求める説明文書および同意書を作成し、研究のフィールドを開拓中であった。
対象者については、譫妄の発症が最も優先的な条件であり、発症の危険性が高い患者の条件の設定が必要であったため、それを踏まえて、一般的に譫妄を呈するケースが多いとされているICU病棟で実態調査を行った。しかし、この病棟では、術前に譫妄発症の予測をし、発症の可能性あると判断された場合は、譫妄予防の、治療、ケアがなされていた。またそのケースが多いことがわかった。つまり、譫妄状態になる以前に、向精神薬が投与されていることが常態化しているため、譫妄の発症前後を調査することを行うことは、倫理的な配慮が欠けていることが危惧された。また、生体モニタを装着することがあっても、過活動型の譫妄であれば、安静が守れず筋電図となったり、血圧測定が不可能となることが想定され、データ収集方法に問題があることがわかった。また、譫妄の特性として、症状が急激に発症し、変化が激しく、発症から終息までの期間やパターンが多彩で発生状況がとても複雑であることがあり、臨床で、適宜、譫妄の発症の有無を確認することは難しいことがわかった。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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