研究課題/領域番号 |
14771391
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
福井 美貴 慶應義塾大学, 看護医療学部, 助手 (40338207)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ダンスセラピー / PTSD / 日米の比較 / テロ被害者 / 舞踏 / 心的外傷後ストレス障害(PTSD) / バリ舞踊 / テロリズム被害 |
研究概要 |
1.ダンスセラピーの国内外の文献検索の結果、PTSDに関するものは希少であり、日米両国で文献上、明らかになっていない。 2.日本における岩下徹の湖南病院の舞踏によるダンスセラピーに何度がフィールドワークを試みたが、PTSDの患者はみられず、本研究のフィールドに適さなかった。 3.昨年5月〜本年3月まで、米国、America Dance Therapy Associationの資格をもつダンスセラピストによるダンスセラピートレーニングコースに参加し、米国ダンスセラピーの実態を学んだ。 4.本年、3月17日から26日まで渡米、ニューヨークで、9・11、テロリズムの被害者のケアにあたった、又は周辺で臨床や教育に関わっているダンスセラピスト5名に合った。PTSDの患者に対すダンスセラピーの効果についてインタビューを実施した。内容を録音したテープについて質的に分析を実施中。その結果、抽出されている効果は「トラウマとなる出来事を繰り返し再現することによるリリース」「怒りの表出の機会」「身体感覚への気づき」「内省の機会」などのキーワードである。内、2名の、Woodfull Medical and Mental Health Center及び、Bellevue Hospitalに訪問し、院内のダンスセラピーを視察した。 5.一人のセラピストは米国で、日本人の舞踏家に舞踏を学び、舞踏を実施しており、ダンスセラピーの中でもその一端について試みている。しかしその効果については明らかになっていない。 6.同時に、米国におけるダンスセラピーの臨床、教育の実態にふれ、その今日的課題を体験した。
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