研究課題/領域番号 |
14771408
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 福井大学(医学部) |
研究代表者 |
高柳 智子 福井大学, 医学部, 講師 (90313759)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2002年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 移乗 / 脳血管障害 / 片麻痺 / 看護 / 車椅子 / 表面筋電図 |
研究概要 |
1.目的 脳卒中片麻痺患者のベッドから車椅子への移乗動作における移乗方向による安全性を検討する。 2.研究方法 (1)対象:回復期リハビリテーショシ病棟に入院中の脳卒中片麻痺患者9名。なお、対象には研究目的ならびに主旨を説明し、文書にて同意を得たうえで行った。 (2)実験方法:対象にベッド上端座位から健側配置または患側配置でそれぞれ30゜の配置角度の車椅子に移乗を行ってもらった。患側配置では移乗バーを使用した。評価項目は、下肢表面筋電図(左右大腿直筋、左右前脛骨筋)、移乗動作時間、主観評価、左右握力、左右膝伸展力とした。なお、下肢表面筋電図は、対象中最も短い動作時間のサンプリングポイントでリサンプリングを行い正規化したうえで、積分値を求めた。 3.研究結果 (1)移乗動作時間:下肢Brunnstrom stage III〜IVの4名では、患側配置での移乗で有意に所要時間が長かった。他の5名(下肢Brunnstrom stage V)では、移乗方向による有意差は認められなかった。 (2)下肢の筋活動:下肢Brunnstrom stage III〜IVの4名では、患側配置で患側大腿直筋ならびに前脛骨筋の表面筋電図の積分値が有意に大きかった。身体の回旋に他の5名(下肢Brunnstrom stage V)では、移乗方向による有意差は認められなかった。 (3)主観評価:日常行っている移乗方法が安楽と感じている者が多く、下肢の麻痺回復レベルや他の評価項目との関連は認められなかった。対象が、日常行っている移乗方法は離床早期の指導が影響していた。 (4)動作観察:患側配置において、下肢Brunnstrom stage IIIの対象は患側下肢で車椅子に接近できず、身体の回旋に時間を要したが、下肢Brunnstrom stage IV〜Vの対象は患側下肢で車椅子に接近でき、どちらの配置でも安定した移乗動作が行えていた。
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