研究課題/領域番号 |
14771412
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 横浜市立大学 (2005) 広島大学 (2002-2004) |
研究代表者 |
永田 真弓 横浜市立大学, 医学部, 準教授 (40294558)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,535千円 (直接経費: 2,535千円)
2005年度: 235千円 (直接経費: 235千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | セルフヘルプグループ / 小児 / 慢性疾患 / 看護 / 家族会 / 情報 / 専門職者 / 関係 / 市民グループ / ボランティア / 役員 / 家族 / 患者サイド / 医療 / 療育 / 環境 / 看護教育 / コラボレーション / 支援システム / 経験者 / 専門性 / トータルケア / ネットワーク |
研究概要 |
4グループ、9名から研究の協力を得た。市民グループと対象者のプロフィール、会報や小冊子、HPなどからの情報と対象者からのインタビュー内容から、X県内の小児慢性疾患の市民グループ活動の交流形態について分析した。 地域レベルにおける市民グループ活動の交流形態を類似する内容で整理すると、子どもの健康状態や生活状況、年齢や地区による交流会による<属性>、講演(勉強会)やレクリエーション、キャンプ、バザー、慰霊祭、病院への慰問などの<行事>、電話相談、会報、HPの<通信>に分類できた。<属性>による交流は、4つの全てのグループにおいて行われていた。Bグループでは1つの交流会であったのに対して、Aグループ、Cグループ、Dグループでは<属性>別による複数の交流会が定期的に開催されていた。<行事>は全てのグループで複数、実施されていた。4つのグループに共通するものとして、総会・講演会(勉強会)があった。Cグループ、Dグループが実施しているキャンプは他の2グループが準備段階であり、今後実施される活動であることが推測された。<通信>による情報交換はBグループ以外のAグループ、Cグループ、Dグループにおいて実施されていた。 <属性>別による交流形態の存在は、成長発達している子どもそのものの特性に加えて、家族会から本人の会へと発展している小児慢性疾患の市民グループの特徴を示しているものと考えられた。<行事><通信>に共通する内容として病気や治療、生活情報の需給があり、子どもの生命の危機に直面する疾患を有する子どもの市民グループであることの特徴を再確認した。この情報の提供に関する<行事><通信>の活動に対する看護職者を含めた専門職者の関与の仕方が、市民グループ活動における働き、換言すると市民グループと専門職者との関係を示すことが示唆された。 以上の内容について量的な調査・検討が今後の課題である。
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