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カウンセリング法を取り入れた生活習慣病予防支援の実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14780004
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関筑波大学

研究代表者

橋本 佐由理  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (10334054)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードカウンセリング / 行動変容 / 生活習慣病予防支援 / ストレスマネジメント / ソーシャルスキル / 悪性ストレス / ストレス行動特性 / セルフケア / 健康増進
研究概要

1.目的:専門家による行動変容支援が、行動自体の変容への働きかけであると被援助者にはストレスとなる可能性がある。真の行動変容の成功のためにストレス行動特性の変容やソーシャルスキルの習得が必要であると考え、カウンセリング法と取り入れた介入研究を行い、(1)行動変容の有無、(2)ストレス行動特性の軽減、(3)セルフケアの自己効力感の向上、(4)身体的検査値の改善を目的とし、生活習慣病予防の効果的なシステムづくりを目指す。
2.方法:昨年度の健常群へのフォローアップ調査を行った(第1回;介入群n=22と非介入群n=68、第2回;n=14とn=12,第3回;介入群のみn=29)。また、本年度は生活習慣病群やその予備軍を対象として、(1)埼玉県内の保健センターが検診結果で高血糖値の者を募集し実施したいきいき健康教室(n=11)において、心と身体の健康教室を2か月毎に3回とフォローアップ個別面談、(2)N内科医院において糖尿病患者に対する聞き取り調査を行った。
3.得られた知見:昨年度の健常群への調査では、介入前時点でのストレス行動特性は、両群間に有意な得点差はなく、介入群は介入後に対人依存型行動特性に有意な得点の低下がみられ、依存型から自己決定型へと変化したが、フォローアップ時点では介入前時点より得点は低いものの有意な差ではなかった。自己価値感や抑うつ度の軽減や問題解決度の向上などに関しても同様の傾向が見られた。本年度の生活習慣病群への介入からは、集団へのアプローチだけでは、行動特性や身体的検査値の変容は難しいことがわかった。聞き取り調査によれば、対象者の多くは、世代を越えた悪性トラウマをもっており、感情認知困難型行動特性や自己解離型行動特性、問題回避型行動特性が高く、本当の問題に立ち向かわない傾向をもっているため、世代を越える問題を解決する個別カウンセリング介入が必要であると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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