研究課題/領域番号 |
14780007
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
深澤 浩洋 電気通信大学, 電気通信学部, 講師 (50313432)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | スポーツ / ゲーム / 創造性 / ルール / 面白さ |
研究概要 |
本研究は、参加当事者によるスポーツ的なゲームの創造過程において、如何にルールが決定されてゆくかについて明らかにすることを目的としている。 まず、実験的な調査として、所属機関における「生涯スポーツ演習」受講者を5〜6人の4グループに分け、その人数でフライングディスクを用いて行える対抗戦形式のゲームを各グループから提案してもらった。その中から投票により1つの原案を決定し、ルールの確認を経てゲームを実施し、それに対する修正意見を交換しながらゲームに修正を加えてゆく作業を繰り返した。原案立案の際に参加者が配慮した点が「参加可能」性(体力・ルールの分かりやすさ)」、「面白さ」、「新規性」であることが明らかとなった。また、ゲームの実施とその後の修正ルールの考案の繰り返しから示されたことは、このサイクルを通してそのゲームの特性が明らかとなるに従い、ゲームの面白さに深みが増し、ルール修正の方向性が参加者に共有されてゆくということである。また、今回の実践では、ネーミングをあらかじめ決定したことにより、そのゲームの特性が初期の段階で限定されてしまったが、最後に決定した場合にはさらに創造過程に多様性が生まれた可能性がある。 今年度の研究成果は、日本体育・スポーツ哲学会第25回大会にて「スポーツ教育におけるゲームづくり-ルール学習から創造性の教育へ-」、31st Annual Meeting of the International Association for the Philosophy of Sport.にて'Creating sporting game : Factors of organizing rules and its educational significance.'、日本体育学会第54回大会にて「スポーツ・ゲームの考案過程とその分析-フライングディスクを用いたゲームの考案より-」という各タイトルで口頭発表された。
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