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日本中世都市の空間構造とその認識に関する歴史地理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14780045
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 人文地理学
研究機関愛知県立大学 (2003-2004)
京都大学 (2002)

研究代表者

山村 亜希  愛知県立大学, 文学部, 講師 (50335212)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード小田原 / 景観 / 空間構造 / 津島 / 港湾都市 / 空間認識 / 豊後国府 / 港湾 / 惣構 / 中世都市 / 都市法 / 豊後国府(府内) / 都市像
研究概要

(1)前年度までに収集した史資料をもとに、戦国期小田原の空間構造の変遷について、分析を深め研究をまとめた。その結果、小田原城の縄張りの変化と呼応して、小田原城下の空間構造も変化した過程を明らかにできた。具体的には、16世紀第2四半期と第3四半期に変化の画期が想定されること、第一の画期には中世的な分散的市街が東海道沿いに連続するようになり、第二の画期には都市空間の面的拡大とともに、港湾機能を取り込む形で、領主権力・北条氏の城下町への統制強化・再編がなされることを指摘した。この研究成果は、日本史研究会中世史部会(2005年2月22日)にて、学会口頭発表を行った。現在、学術雑誌に投稿準備中である。
(2)尾張津島の中世における都市空間構造の変化について、実証的な検討を行った。津島は、古木曽川の河口部に発達した、中世尾張国における有数の港湾都市である。地籍図、地名、文献史料、絵図資料を総合的に分析し、14〜16世紀における都市の変遷過程を明らかにした。その結果、16世紀前半に、津島においては低湿地の埋め立てと新港の整備という事業が大規模に行われ、都市空間構造が大きく転換したことが分かった。この成果は、山村亜希「中世津島の景観とその変遷」(愛知県立大学文学部論集53、2004)に掲載された。
(3)平成14年度から16年度にかけて行った、豊後国府、小田原、津島に関する個別研究を軸とし、その他の日本全国の多くの中世都市に関連する先行研究やフィールドワークの成果をふまえて、中世都市の空間構造と認識について総括を行っている。その成果は、展望論文としてまとめ、現在投稿準備中である。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] 中世津島の景観とその変遷2004

    • 著者名/発表者名
      山村 亜希
    • 雑誌名

      愛知県立大学文学部論集(日本文化学科編) 53

      ページ: 1-28

    • NAID

      110004599804

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 山村 亜希: "中世前期都市の空間構造と都市像"人文地理. 54・6. 42-62 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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